内容説明
石橋山の合戦に敗れた頼朝ら一行は、安房で三浦一族と合流し、上総へ進軍する。さらに下総、武蔵等の兵を従え鎌倉へ入った頼朝は、二十万騎を擁する源家棟梁となっていた。一方、重盛の嫡男・平維盛を大将軍とする頼朝追討の軍勢は、富士川で水鳥の羽音に驚き、戦わずして福原へ逃げ戻る。これに怒った清盛は、「還都」を決断し、反撃を開始した。しかし、還都から三月後、清盛は病に倒れ、激しい熱さの中で息を引き取る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
61
石橋山での敗戦で安房に流れた頼朝は、源氏の名を用いて数万の兵を集めたようです。都では清盛と邦綱が亡くなったのが刺さりました。後白河法皇は再度力を取り戻したのも、2人の死があったからでしょう。都の外では新たな時代が始まったようです。当時、平家の世であった時代を倒すのは想像がつきませんでした。いよいよ平家の末尾が見えてきたようです。2019/05/31
かふ
15
頼朝が敗戦後のあと立て直して、それは頼朝の力というより源氏方の欲動というような。富士川の戦いで維盛が不様な逃亡で平家は力を失いつつあった。清盛の福原遷都も不安だけで、清盛は三井寺と興福寺を襲撃して力を示す。高倉新院が崩御して、徳子の子、安徳天皇を即位させた、娘を中宮にしたが徳子はあまりにも強引な清盛のやり方に憤慨する。清盛は死ぬのだけど清盛主体の「平家物語」だった。奢れる人は清盛。義経、義仲の登場、義仲は最後かな。2025/09/03
りー
12
前半、関東の勢力争いがさっぱり頭に入ってこない。悔しい。秩父氏→河越・畠山あたり、勉強したい。瀕死の状態だった頼朝が、あれよという間に22万の軍に膨れ上がるのは文章を追っていても、え?と不思議。でも、関東武者に囲まれて、頼朝が次第に東国ならではの思考を咀嚼し理解していくのがよく分かりました。東国の思考と都の論理、両方を自分の中に取り込んだことが最終的な勝因なのかも。重盛亡き後、平家はそのどちらにもなれなかった。後白河院がゆらりと立ち上がり、源氏ははやくも身内の喰い合いをはじめる。いよいよ次が最終巻か!2019/09/21
tsukamg
1
石橋山の敗走から安房に逃れた頼朝は、源氏の嫡流という立場をフルに生かし、ただそこにいて兵が集うのを待つ作戦で数万を集め、一気に東国の大勢力となる。 都では清盛と邦綱が死ぬ。宗盛は「あわわわ」能力の高さを発揮。後白河院は再び勢力を取り戻す。が、都の外では新しい時代が始まっている。 木曽の義仲は、頼朝よりも武士として上等で、考えることもまともに思える。平家に比べて源氏は、内輪の殺し合いが多いと認識し、浅ましく思っている。上司にするなら義仲>頼朝。 あと、義経はほとんど出てこず。あと1巻で終わりなのに。2019/05/26
kuchen
1
頼朝の再起、平家の富士川の敗走、高倉上皇の崩御、清盛の死、木曽義仲の登場。源氏や東国武士の関係が複雑で読みにくかった。頼朝は情が稀薄な印象。清盛は去ったが、叛臣だったのか。院の幽閉以外は、他の貴族と大差ないのではないか。2016/07/17
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