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内容説明
広告代理店のエリートサラリーマンだった蒲田喜久雄(かまた・きくお)。趣味は仕事の延長で覚えたゴルフ。家庭では二児の父として妻子から愛され孫にも恵まれた。そんな彼が定年退職を迎えた矢先、突然『認知症』になってしまった。失語、幻覚、失認……。これまで出来ていた事が、日を追う毎に出来なくなり自信喪失。認知症に理解の無い家族は症状を改善させようとし、結果喜久雄の自尊心をズタズタに傷つけ、悲劇は取り返しの付かない方向へ向かって行く――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とく たま
7
認知症本人と家族の混乱と収束の過程。息子の彼女(水商売)が、元介護士でその活躍に涙さそう(T_T)2023/03/25
ochatomo
6
11巻の事故はショートステイ中のこととわかる 『認知症になると見知らぬ場所が恐ろしい』『反応すら見せなくなっても、皆さんの愛情は必ず通じている』 初出2008~2009年 2009刊2022/09/10
むーむーさん
6
122016/12/24
まいこ
4
認知症あるあるでした。「ボケたふりしてるんじゃないのか、都合に合わせて使い分けてるんじゃないか」と感じることは、身近な認知症患者を見ていてよく思う。そうして、認知や理解はできていなくても、感情、その人らしい反応は失われていないであろうこともよくわかる。悪い感情は家族の中で増幅していって悪循環なのだろうな。プロの介入は感情の緩衝材の意味もあると思う。2014/06/28
厩戸皇子そっくりおじさん・寺
4
人間はどんな姿になっても生きなくちゃ、と思う。前向きに。2011/05/12