ヘルプマン!(25)

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ヘルプマン!(25)

  • 著者名:くさか里樹【著】
  • 価格 ¥759(本体¥690)
  • 講談社(2014/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784063524956

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内容説明

20年前、宇宙飛行士として心身共に厳しい訓練を受けた元宇宙飛行士・汲田光(くみた・ひかり)60歳。彼女は、執筆活動や講演会などフリーで仕事を受けつつ悠々自適なおひとり様暮らしをしていた。ところがある日、地域包括支援センターから父親が認知症になったと報告を受ける。認知症の父親と向き合う事は未知の領域。光は研究者として認知症を深く理解しようと「認知症重度化予防実践塾」を受講し、社会実験を開始した――。著者が実際に「認知症重度化予防実践塾」を取材・体験した内容を作品化した【認知症予防編】!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

29
読んで損なくかつ面白い老人介護漫画『ヘルプマン』。本巻は一冊丸ごと「認知症予防編」これは必読。本編の主人公は元宇宙飛行士の女性・汲田光(60歳)。故郷の老父が認知症を発症したと知り帰郷。いわゆるボケ症状の出た父を見て衝撃を受けながらも冷静に思考する姿はさすが。地域の認知症予防講座に出席すると驚きの教え「認知症には水分が効く」に出会う。侮りながらも実践する光。父を迎えに来るデイサービスの職員として、この漫画の偉大なる主人公・恩田百太郎が久々の登場!百太郎の素晴らしい一言が今回も効いている。お勧め。2015/02/17

№9

26
全くこのヘルプマン!というコミックには頭が下がる。今号に書かれていることは恐らく認知症の臨床研究における最新の知見なのだろう。それをこのような仕立てで描いてみせ、知らしめてくれるのだ。(それがどんなことなのかは是非読んでみて下さい。)これまでの巻も介護という大きな括りの中の細かい様々なテーマについて、ともすれば暗くて長く出口のないかのような話しに希望の光を灯さんかのように描かれてきた。今巻もまたそんなきれいごとではけしてない「希望」に胸を突かれる思いで読み終えた。2014/08/15

KAZOO

18
このシリーズでの中では非常にこの巻は印象に残りました。感動しました。まあ確かにあまり重度の高くない認知症ですが、娘と父親の情愛がきちんと描かれていて最近の中では、高いレベルのコミックでした。周りに認知症の方がいらっしゃる人にとっては若干ながら参考になります。2014/06/21

じょり

12
寄付イベント 買ってて未読だった。今までのものとするととっても読みやすかった。父と娘という前提があるからこそ成り立つ関係性があるよなぁと思った。周りが理解してさえいれば生きやすいと思う。施設の中でもそうだもの。利用者同士で何あの人みたいなね。地域ならもっと当たりが強くなる。わかっているつもりだけど、人間関係で認知症状改善できるんだよね。こっちの対応ひとつで。百太郎は相変わらずすげーな。仕事に追われプッツンしかけている俺は見習いたい。2014/06/28

ochatomo

11
認知症予防編は、重症化予防実践塾(現在は認知症あんしん生活実践塾)を受講した作者が描く 水分摂取がそんなに大事と知らなかった 生活歴から感情を探る 既読本「脳科学者の母が、認知症になる」の中の『感情こそ知性である』を思い起こした 認知症を知るのにおすすめしたい 初出2013~2014年 2014刊2022/09/21

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