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内容説明
在宅介護はもう他人事じゃない!認知症の義父の在宅介護に追われる主婦・公子(きみこ)。そんな彼女はある日、過酷な介護生活によって倒れてしまう!公子に任せっきりで介護から目を背けていた家族たちは、介護保険の存在を知り安心するが……。親のボケ、家族はどう受け止めますか?在宅介護の現実をリアルに描く、在宅痴呆介護編!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ochatomo
9
在宅介護のかなりシビアな話 『ご家族さんは…頑張り過ぎちゃダメ』 カバー袖に“【自尊心】自分の品位を保とうとする心のこと” 初出「イブニング」2004年 2004刊2022/08/19
銀雪
9
なるほど、こういう構成の話になるのか。百太郎、頼もしくなったなぁ。介護認定について、正しく(?)診断されないところに妙にリアリティを感じる。くちゃくちゃ音をさせながら食事するおじいちゃんや、事務的なサービスしかしない介護員についても、あまり著者の価値判断は強く含んでいないような淡々とした描かれ方だった気がするのも印象的。そして、元気だったころのおじいちゃんの姿が時折描かれているのがせつない。用語説明の部分に、「在宅福祉サービス」「訪問介護員」と並んで「自尊心」がわざわざ書かれているのも印象的。2014/06/28
むーむーさん
6
22016/12/22
kokoroniboken2
6
理想と現実のバランスが上手く取られていて良作だと思いました。現役だった頃のおじいちゃんが甦ったときはじんと来ました。2014/08/23
ender-san
6
ここに描かれているようなことは知識としては知っていたんだけど、エピソード内の細かなディティールがうまくて、かなり引き込まれました。(手を洗っても爪の間の糞の臭いが取れない、とか)生活臭の出し方のリアルさが皮膚感覚レベルでの読み応えを生んでいると思いました。ただ、主人公は1巻から急に成長しすぎ。(笑)2010/01/03