内容説明
岩国戦での華々しい戦功を認められながらも、東京に召還された善行は軍規違反の咎により、昇進と降格を相殺され、大佐のままに据え置かれた。一方、彼の古巣の海兵旅団は根拠地の横須賀から呉へと移動し、本土に唯一残った幻獣領・萩戦線で、上層部の許可がないままに前旅団長以下の幹部は独断で無謀な戦闘を繰り返していた。「大冒険、はじめてみるかね?」芝村中将が善行に放った冗談交じりの一言は、言葉とは裏腹に切実なものだった。腐敗した海兵旅団をなんとしても再建させなければ――。新旅団長に任命された善行は、伝家の宝刀5121小隊とともに、改革の大鉈を振るうのだが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
YO-HEY@紅蓮ロデオ
4
これ、何故後に出したんだ。。。九州奪還前の海軍のごたごたと善行さんの旅団長就任までのお話。2015/10/07
めめたぁ
2
奪還で?と感じたところはこの連載があったからか。先に出版して欲しかった。ソックスハンターは続け!w2009/02/09
北白川にゃんこ
1
強さとは弱さに繋がる。それを深く理解しつつもビバソックス!2015/12/04
aicocc0
1
時間軸は九州奪還戦前ということですが、奪還戦シリーズより先に読むのもヨシ、後に読むもヨシ。私は刊行順に読んだので、気楽な読書になりました。ずっとハラハラ読書だったので、こういうのもアリかと。そういう意味では、巻末のソックスハンター面白かったです。何気に滝川スゴイ。森容認とは(笑)速水のその後も読みたかったなぁ。2015/05/09
a-park
1
中盤までひたすら軍内政治の話が続いて自分は一体何を読んでいるのか確かめたくなってしまった2009/06/06