内容説明
自衛軍の最精鋭、虎の子といわれる第三師団、第三戦車師団が、熊本への進軍途中に補給路を断たれ、孤立した。救出に向かった芝村支隊を含む編成軍は、筑後川の北側を埋め尽くす幻獣の海を見て愕然とする。退路は無い。相当の損害を覚悟した。決死の撤退が始まった。 圧倒的な数の幻獣を相手にした長時間に渡る戦闘に、疲弊していく5121のパイロットたち。そこへ「善行被弾」の報せ届き、隊全体に動揺が走る。そしてついに壬生屋の精神は限界を超え……。
一方、消息を絶った整備班の森は、幻獣共生派の手に落ちていた。捕虜となり、山中を連れ回され、疲れ果てた森の前に、あの青いスキュラが姿を現す……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
でーたべーす
3
オリジナルキャラは誰が死ぬかわかんないから緊迫感あるな。かなりびっくり。2013/03/01
北白川にゃんこ
1
一瞬だけの安らぎ。よいのです。安らがねば戦えぬのです。しかし政治はめんどくさい。2015/12/04
YO-HEY@紅蓮ロデオ
1
カーミラと森の邂逅が、森の心にどんな影響を与えるのか?そして、政治側もややこしくなるのか否か。2015/09/28
かくれんぼ
1
太宰府まで撤退してきて、かなり馴染みのある地名が多くなり、楽しくなってきました。2014/10/23
震駭の堕天使
1
山川親子の無線越しでの会話がなんかすごいジンと来た。壬生屋の狂気。森の神経衰弱。戦争は少年少女の健全さを奪っていく。どんどん面白く、そして深みを増す榊ガンパレから目が離せない! ところで、何故石津さんのスク水を描き下ろさなかったのだ。許されんぞ2011/10/29