内容説明
山口・本土防衛戦は、辛くも人類側に軍配が上がった。とはいえ損害は甚大であり、破局と紙一重という勝利だった。だが政府、軍上層部、マスコミらは現地の兵らとは異なる勝利を見ていた。彼らの脳内では大勝利と変換され、この後も積極的な攻勢をとり、一気に九州への足がかり作るべく、動き出そうとしていた。 兵らと軍部、双方の現状を知る善行は古巣の海軍に働きかけ、自ら率いる海兵旅団の編成に奔走する。そして……。 1999年10月6日未明。5121小隊が撤退戦を戦い抜いた因縁の場所。学兵を含む数十万の同胞の命が眠る約束の地。そしていまや幻獣の巣窟と化す九州を取り戻すべく、人類はついに上陸作戦を開始する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
北白川にゃんこ
1
始まってしまった九州奪還。始まったからには戦いぬかねばならない。長い戦いの始まりだ。2015/12/03
YO-HEY@紅蓮ロデオ
1
5121という小隊が芝村支隊までに。舞を隊長に。カーミラの暗躍もありそうな感じ。そして、精神汚染型に目をつけられた森。ここに関しては滝川がいかに男を見せるかですね。2015/09/20
でーたべーす
1
芝村支隊デビュー戦。実践経験のない戦車隊との危うい連携は面白かった。2013/02/01
カブ
0
舞が隊長に着くことで5121の結束の強さが浮き彫りになった話だった。小隊ラブコメはちょっと食傷気味なので、無理にカップルを作らずにこれぐらいの密度で進んでくれたらなぁと。戦場での厚志のキチっぷりには絶句。2014/08/08
松谷 光
0
九州逆上陸編。新顔が出てきたかと思えば実は違ったり、0を先に読んでおけば混乱は少なく済むであろう(-_-;)