内容説明
突如現れた幻獣との戦いで、絶滅の危機に瀕する人類。日本政府は時間稼ぎのために、十代半ばの少年たちを徴兵した。 5121小隊はそんな学兵で編成された、人型戦車～士魂号を主力とする部隊。 捨て駒同然と考えられていた彼らだったが、意外にも善戦。戦況が膠着する中、人類はある作戦の実行を決意する。 最大の激戦「熊本城攻防戦」を前にした5121小隊を描く短編４作に、熊本城の戦闘に巻き込まれた小隊整備班員の戦い「緒戦──小隊整備班」、さらに「原日記」など笑えるショートショートを詰め込んだ、「ガンパレード・マーチ」ノベライズの第３弾、ついに登場！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
珈琲好き
9
いやーこんな力量のある作者にノベライズしてもらって、ほんとこの原作は幸せ者だよ。/キャラの組み合わせのバリエーションが多彩。普通の小説では主人公以外は、特定の相手としか会話パターンがないだろうから、これはガンパレ小説の特長なのだろう。/今巻では滝川と森、来栖と田代、茜と滝川、瀬戸口と壬生屋の組み合わせが良かった。2016/08/03
hamham
7
瀬戸口とののみのオペレーターコンビが好き。色男と幼女、いいよね。しかし二人とも見た目どおりの年齢ではないっぽい？扱いにくい色モノキャラで、小説第一弾ではギャグのように戦死した岩田が、ののみ相手に真面目な口調で話すのも良かったですね。聖女系幼女は人を清らかにする…。1945年からそのまま幻獣戦に突入してるけど、日本は良く1998年まで物資もったよな。士魂号開発とか無理だろ。これが芝村の力って奴か。2016/10/27
もも
5
エネルギーがガンガン届いてきます。読んでて元気出ますねぇ。特に整備班の愛と仕事っぷりには感心です。キャラに愛着も出てきたので、過酷な状況ではありますが、皆これからも死なないでほしい。特に壬生屋さんがお気に入りです。そして、いまだ幻獣のビジュアルがぼんやりです。2012/02/26
YO-HEY＠紅蓮ロデオ
4
森姉妹、新井木、田代、瀬戸、来須とか、名前見てるだけで懐かしい。当時、苦戦して思い出が蘇ります。絢爛舞踏、とれなかったんだよなーたしか。2015/05/04
雪待
4
毎度の事ながら、岩田とののみの接近には肝を冷やす。いつメスが飛び出してくるかと思うと。デクとシオネの邂逅も切ない。2014/12/15
