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内容説明
昭和30年代に現代人の心のふるさとを追う珠玉作の数々。ある場所に腕利きの大工がいた。その職人芸たるや、立てた柱に後光がさすといわれるほどのもの。だが、世の中は高層建築の時代に変わり、彼の腕を発揮する場所もどんどん無くなっていく。そんな彼の元に、ある依頼があった。なんと宇宙衛星を木造で作ってくれというのだ(第1話)。他、魔術師、子役タレント、キャバレーのホステス、刀鍛冶、カメラマン…さまざまな場で活躍する“プロフェッショナル”たちの姿をコミカルに、またペーソスあふれるタッチで描いた、現代のメルヘン集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
北風
25
三丁目の夕日の一巻なのですが、一平くん一家が出てくるのはたしか三巻からで、一巻二巻は西岸さんの短編集。一巻の内容はあらゆる世界の「プロ」とよばれる人達の喜怒哀楽を描いたものです。やはり西岸さんの短編はいいですね。三丁目の夕日だけじゃないんですよ。2016/10/31
OCEAN8380
17
一巻は短編集で話は短いが面白かった。早く一平君が登場する巻を読みたい。2018/04/30
白い駄洒落王
17
就寝前などで再読・読了。この頃まだ不思議な短篇の色合いが強い。個人的ベストは、馬鹿馬鹿しいお話「ヌードの鬼」。2014/01/30
D4C
14
皆さんご存知三丁目の夕日のコミックス第一巻。ほんと、毎回思うのだけれど、映画はあれだけヒットしたのに、何故コミックス版は日の目を見ないのだろうか。では、劣っているのか?と聞かれると、哀愁や人々の人生が垣間見れて、とても趣深いものがあり、秀逸の一言。何故だ。皆もっとコミックス版読もうぜ。この巻では、まだ三丁目という設定が確立していないのですが、テイストは三丁目のそれと全く同じ。静かな余韻が残ります。2017/02/25
ヘムレンしば
10
Kindleにて期間限定無料。『三丁目の夕日』となっていますが、『ALWAYS 三丁目の夕日』の映画で有名になった鈴木一家は未だ登場していなくて、西岸良平先生の初期の短編集といった感じです。『プロフェッショナル列伝』という副題の通り、さまざまなプロフェッショナルの神業がもたらす不思議な話を集めた作品ですね。『三丁目の夕日』の西岸良平先生というと、ノスタルジックな人情味のある話を描く漫画家さんといったイメージだけど、他の作品を読むと、ちょっと不思議なSFファンタジーがメインの漫画家さんだと思います。2015/05/04