内容説明
天下の警視庁捜査一課オニ警部、宇野喬一と自称「捜査一課顧問」の女子大生、永井夕子の名コンビ。本篇ではかずかずの華麗なパーティを舞台に大活躍。あるときは大富豪の誕生会に潜む暗殺者を、またあるときは高校の同窓会で夕子の同級生が遭った惨劇を、ふたりはときに袋小路に迷い込みながら、さわやかな推理で解決してゆく。おなじみ大食いで巨漢のよき相棒、原田刑事をまじえ、予測のつかないアップテンポな筆致で進む、大人気「幽霊シリーズ」第6弾。
目次
他人の空似にご用心
英雄の誇り
夢の追加料金
幽霊園遊会
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うさっち
23
シリーズ6作目。短編集だし、だんだん感想に困ってきた。今作も安定の読みやすさと面白さ。2018/03/20
Kana
14
相変わらず夕子は鋭くて事件も鮮やかに解決してしまう。女子大生とは思えない。女性が活躍するこのシリーズも好き。宇野警部がよく後頭部を殴られるのは心配(笑)。2019/05/22
鍵ちゃん
10
大富豪の55歳の誕生パーティーは同時に婚約披露パーティーであった。その邸宅の地下室のワインセラーで発見された死体は大富豪自体が瓜二つの双子の弟か。天下の警視庁捜査一課のオニ警部宇野喬一と自称捜査一課顧問の女子大生永井夕子の名コンビが真夏の夜に起こった殺人事件を見事に解決する。2020/11/10
kaizen@名古屋de朝活読書会
7
女子学生の永井夕子とその中年の恋人である宇野警部が繰り広げるドタバタ喜劇的殺人事件群。 他人の空似にご用心 英雄の誇り 夢の追加料金 幽霊園遊会 の4つの短編。 いずれもオール読物に掲載されていた短編から, 幽霊園遊会だけは「冷たいパートナー」という名称だったが, シリーズものの幽霊をつけるために改題されているらしい。 夢の追加料金は,純粋に人情話。2011/08/11
のりじゃん
3
幽霊シリーズを久しぶりに読んだ。そうだ、そうだ。夕子と宇野のコンビネーションは、こんな感じだった!と思い出しながら読む。赤川次郎さんの本は、肩が凝らず、気軽に読めるのがいい。2014/11/09