内容説明
駅のタクシー乗場で突如弾丸に襲われた母娘。現場に居合わせた宇野と夕子は、すぐに犯人が割れるだろうと予測したが、母親を予期せぬスキャンダルが襲い、事態は思いがけない方向へ…(「裏切った弾丸」)。心霊スポットを紹介するロケ現場で、1人のお笑いタレントが毒を盛られた疑いで急死。妻は自分が夫を恨んでいたことを告白、またロケの際はかならず手づくり弁当を持たせていたことも明かした…(「幽霊注意報」)。日常に潜む悪意――赤川マジックは今作も絶好調! 大人気「幽霊」シリーズ第23弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coco夏ko10角
20
幽霊シリーズ第23弾、5冊目。今回は7つのお話収録。『正義はわが旗印』がよかった。2017/11/18
鍵ちゃん
14
心霊スポットを紹介するTV番組の撮影で古いビルを訪れたタレントの安西が何者かに毒殺された。現場に向かった宇野警部と夕子の前に現れたのは安西の妻、涼子。涼子は悲しむでもなく、夫は自分の手作り弁当を食べたはずと疑われるような事を言い出すが…。2020/11/16
Kana
11
短編集で読みやすく一気に読了。宇野警部と夕子はデート中に事件に巻き込まれて気の毒だな。と思うけど夕子は残念そうでもなく事件に興味津々なところがいい。2019/06/09
FK
6
シリーズものですが、基本短編なのでさらりと読めます。中身があまりに味気なく、惰性で読んでます。2014/06/14
CEJZ_
3
1P17行。あっという間に読み終わる。久々に赤川次郎を読むと、見開きの文字密度の少なさに愕然とする。宇野と夕子、警部と女子大生のコンビのシリーズ第23弾。変わらないなあと思う。会話のやりとりで進む展開、丁寧で簡潔で説明じみた口調。短くて早くて軽いテイスト、唐突に解決されるような感じ。ユーモア・ミステリーですなあ。非常にライト・ウエイト。2014/05/04