内容説明
女子大生の夕子と宇野警部が活躍する〈幽霊シリーズ〉第4弾
デート中のレストランで殺人事件の容疑者と鉢合わせ!?
今日だけは「殺人」だの「凶器」だの色気のない話は抜きにし、恋人同士として食事を楽しもう――。
レストラン出向き合う宇野警部と女子大生の永井夕子だが、つい周りのテーブルを観察してしまう。
すると一家皆殺しの容疑で手配中の男が目に入り、案の定デートどころではなくなってしまう……。
表題作ほか「影のような男」「美女は二度殺される」「幸福なる殺人」「銀座の殺しの物語」の4篇を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白雪ちょこ
14
昭和感漂う、短編集全5話となっていた。 今回、表題となっている「幽霊心理学」に至っては、短編集ということもあるが、最後のオチに至っては少々ゾッとさせるような終わり方になっていた。 他の短編集に至っても、昭和感漂うような昔ながらのスパイスが効いており、短いため仕方ないが、犯人の動機や展開に至っては淡々と進められているような感じがあったため、まあまあといったところ。 相変わらず、夕子の破天荒ぶりに鬼刑部殿はたじたじ。 そんなところがちょっと可愛い(笑)2023/03/23
Momoko
2
幽霊シリーズはアッサリ味が多いだけにたまにハズレ(私に合わないだけ)もあるんだけど、この「幽霊心理学」は…全話良かったのでは…?と読後感とても良きでした。2023/10/04
Theodore
2
全5話からなる短編集。1話:主要ゲストキャラが男性なのであまり好きじゃないが、何故か記憶に残る話。2話:大物俳優と見習いの若者の話。女同士の関係性がきらりと光る。3話:お見合い先のホテルで起きる事件。ビターな感じがする話。4話:交通事故で親を亡くした女の子の話。この子がまたかなり怖いんだ…。5話:表題作。過去に起こった一家惨殺事件の真相が明らかになる。個人的には2話が一番良かった。2023/05/22
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