内容説明
夕子の友人・咲のもとに、不運な死に方をした恋人から「近々迎えにいく」という直筆の手紙が届く。早速、夕子と宇野はその恋人の母親に手紙を見せにいくが、彼女のなかに、死んだ息子への思いと、咲への憎しみが今の燃え立っているのを知る――大好評「幽霊シリーズ」第24弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
140
短編7話。「呪いのわら人形」わら人形が半額。殺人事件の現場にわら人形が。なぜ、夕子が現場にいるのかの説明がないところが惰性か。「幽霊恋文」無自覚に書いていた恋文。2014/05/24
かしこ
51
【図書館本】赤川さんのミステリの方法を読んだので、実践編。やっぱりテンポが良くて読みやすい。このシリーズはまだまだ読んでないので、徐々に読み進めていきたい。たまたま図書館で見つけてラッキー。夕子さんの前向きでさっぱりした性格がいいんですよね。警察の顧問という定位置もぴったり。赤川さんの書く女の子は活発、前向きでかわいいな。2015/01/10
山口
27
幽霊シリーズ第24弾で、このシリーズ初読みです。名刑事の誉れ高い警視庁捜査一課の40男宇野喬一警部と、彼の恋人の女子大生永井夕子。どちらかと言うと夕子主導で事件を解決していく物語かな。短編7作で幽霊と関係があると思われる作品が1作だけ入っている(表題作)。1作30〜40ページで、読みやすいけど、すごくあっさりしている感じで、ちょっと物足りなかった。シリーズの中に長編(幽霊法廷)があるようなので、今度はそれを読んでみたい。2022/11/19
なな
26
幽霊シリーズ やっぱり好きだな。でも このシリーズを読み始めたときは 夕子より年下だった私が 今は宇野警部と近い年だなんて。。。。ショック。2014/07/07
白雪ちょこ
22
短編集全7話となっており、今回は物語も盛りだくさん。 表題作である「幽霊恋文」は、死んだ彼氏から手紙が…という、他の作品でも読んだことがあるテイストだったが、一人息子の母親の憎しみの強さなど、作者はそういった表現がとても上手。 相変わらず夕子は、ハキハキとした活発的な感じで、このカップリングも結構好き。 短いため、暇つぶしなどにはさらっと読める作品。 他のシリーズも読破したい。2023/11/23