文春文庫<br> 赤川次郎クラシックス 幽霊候補生

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文春文庫
赤川次郎クラシックス 幽霊候補生

  • 著者名:赤川次郎
  • 価格 ¥723(本体¥658)
  • 文藝春秋(2017/08発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167909086

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内容説明

オール讀物推理小説新人賞受賞作「幽霊列車」第2弾が、初めての新装版として登場。

「どんな事件もたちまち解決」を誇っていたオニ警部・宇野だったが、推理マニアの女子大生・永井夕子に出会ってからは、惚れた弱みでふりまわされっぱなし。

あるとき「乗用車・湖へ転落――大学生2人絶望」のテレビニュースを見て仰天。なんと車に乗っていると報道されたのは夕子だった。
22歳の若さで、詰まらない事故で死んでしまうとは。遺体が発見されないまま、茫然と過ごした5か月後、湖畔で最近撮影されたという写真に夕子が写っていることがわかる。
宇野は仕事も投げ出し、急きょ湖まで車で向かい、真相を究明すべく捜査にのりだすが――。

表題作「幽霊候補生」ほか、「双子の家」「ライオンは寝ている」「巷に雨の降るごとく」「眠れる棺の美女」の計五本を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そうたそ

29
★★★☆☆ 「幽霊」シリーズ二作目。シリーズのために必要な「幽霊」しばり的冒頭作はややとってつけたような感じもする内容で、むしろ他の作品がそういう制限がないだけに出来がいい気もする。一作目「幽霊列車」に比べるとミステリ度合いはやや薄れるが、それでもしっかりと謎解きをしており、最近の同シリーズ作に比べると、ミステリとしても幾分読み応えがある。それにしても夕子はよくも毎度毎度絶体絶命の危機に陥るものである。ユーモア交えて書かれているため危険度合いも薄く見えるが、冷静に考えればなかなかのものである。2017/09/28

ゆき

10
すごく昔にかかれてるのかしら…と第1話で。なんといっても中風。今時言わないですからね、中風。宇野警部と年若い女子大生彼女の夕子が謎に首を突っ込んだらしながら謎を解く5話収録。表題作の幽霊候補生とライオンは寝ているが好みでした。こんなに年が離れていて…とやきもきする警部が可愛らしかったです。2018/05/10

R

5
幽霊シリーズ二作目。前回より宇野さんと夕子さんのやりとりが面白かった。原田さんの宇野さんへの一言で笑ってしまう。どれも良かったが巷に雨の降るごとく、眠れる棺の美女、が面白かった。三作目も読んでみます。2021/05/12

Chili

4
短編全てがまあまあ面白い。配役がきっちり決まってるから、安心して読める。2025/01/19

うさぎ

4
赤川次郎はいい。心が不安定なときでも読める。ありがたい作家さん。2023/08/06

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