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内容説明
日米は、世界でも類をみない高性能な原子力潜水艦「シーバット」を、極秘裡に造り上げる。日本によって資金、技術提供をされた日本初の原潜であったが、米第7艦隊所属という、数奇の宿命を背負った落とし子でもあった。艦長には、海自一の操艦と慎重さを誇る海江田四郎が任命された。が、海江田は突如、試験航海中に指揮下を離れ、深海へと潜行する。米軍は「シーバット」を敵と見なし、撃沈のため第3、第7艦隊を南太平洋に集結。しかし、大胆にもシーバットは艦隊中最大の空母「カールビンソン」の目前に堂々と浮上。独立国家「やまと」を全世界に向けて宣言したのだった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥
66
かわぐちかいじ氏の作品は多数あるが、私にとってはこれがベストで、未だこれを超えた作品に出会っていない。国家とは何か、国防とは何かを考えさせられる話であるし、序盤の各国の潜水艦とのヒリヒリする戦闘シーンも見もの。潜水艦ものにハズレなしと言うが、面白い。五つ星ですね。★★★★★
読特
41
核を持つ国、持たざる国。直接投下する爆弾以外でもその兵力には大きく差が着く。海中での活動が目的の潜水艦。原子の力で発電すれば、海水を真水に浄化できる。水から酸素へ電気分解すれば、半永久的に潜航できる。隣国の脅威に怯える政府。核は持ちたし、世論は怖し。極秘に進めるプロジェクト。敵国潜水艦との衝突事故で、全滅とみられた艦隊は実は生きていた。…領土の侵略行為が正当化されかねないウクライナ戦争。始まってしまった米中貿易戦争。核大国の狭間の中で迫られる選択。人類は自らを滅ぼさない程度の知恵はあると、そう信じたい。2025/04/13
流言
34
原子力潜水艦『やまと』。ソ連の名前が出たことにはびっくりしたが、30年近く前の作品だということがわかってもこの作品の持つ緊張感は色あせない。ソ連崩壊が遠い過去である今読んでさえこれなのだから、冷戦が肌で感じられるものであった当時としては恐ろしいほどの迫力と存在したかもしれない未来を描いた作品であったのだろう。空母を含むアメリカ艦隊を手玉にとる痛快さも魅力である一方で、アメリカに先んじて原子力潜水艦シーバットを鹵獲しにかかる政治家陣のしたたかさも気にかかる。海江田の目的がどこにあるのか、楽しみはとまらない。2016/04/30
瀬谷
9
緊迫した展開、見開きの迫力ある描写、骨太なストーリーで続きが気になる。描かれた当時とは世界情勢はだいぶ様変わりしているとは言え、国の正義と登場人物の信条のぶつかり合いが面白い。2019/08/11
いおむ
9
既読済みです。2019/03/01
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