内容説明
すべてを失った二人は、それでも歩みだす。
死闘の果てに師が倒れ、最愛の恋人は仇敵となり、少年は意識を消失したまま戻らない。すべてを失ったガユスとギギナは進むべき道に、生きる意味すら見失っていた。師の後継者の名前を巡り、エリダナに十二高弟という暴風が集う。不穏な情勢に乗じ、簒奪者たちも動きはじめていた。ギギナは因縁のアドゥンガの森から近い町に向かい、恩人と仇に出会うことになる。再び歩きはじめたガユスは、翠の宝玉を見つけるのだった。
【「されど罪人は竜と踊る」シリーズ】
量子干渉から物理効果を呼びだす〈咒式〉という技術が可能となり、人類は世界の大半を制した。東西文化が出会うエリダナの街で、咒式を戦闘に使う攻性咒式士たちが集う。不条理に迷いつづけるガユスと、相棒にして凶暴な美貌の剣士であるギギナが汚濁の街を歩む。咒式があろうと、人々は愛憎に突き動かされ、国家と企業の陰謀が吹き荒れ、人類と人類同士、さらに〈異貌のものども〉との対立は続く。暗黒ライトノベルの起点にして、ノワールファンタジー。物語は、胸を貫く展開と結末を紡いでいく。
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ニック肉食
3
面白いなんてレベルじゃない面白さだった。もちろん最重要なところは何も分からなかった。それは本編待ちで良いと思う。ただ、絶望から立ち直っていく姿が、非常に心地よく特に前半は良い物語を読ましてもらったなという気分です。またギギナが13階悌になる話は本当に質の高い短編で、され竜の良さがかなり詰まった短編でした。そして最後のジヴとの出会い。相変わらずジヴはウザいけど、カワイイ。これぞジヴというのを久しぶりに感じられて良かったです。今回はされ竜の既存巻の中でもトップクラスの面白さでした。2026/08/02
ゾロりん
2
新刊が読めるだけで嬉しいんだけど、短編集か。十二高弟もわくわくしたけど顔見せだけだったし。次はいつ新刊読めるのだろうか。2026/07/23
tutakajoji
0
結局ジオルグが死んだ理由がわからない。ギギナの到達者になった所も戦闘シーンないからギギナの能力がどう上がったのか違いがわからない。能力がどう上がったのかそういう違いをと思ってしまう。2026/08/17
.cell
0
とにかく文字が詰め込まれる本シリーズで1項1行という大胆な配置。でもそこに込められた意味は深い。あと、それが42ページというのは狙ってる? 十二高弟、各自キャラ濃いけど多分次まで覚えてられない。ガユスとギギナはまだまだ連携が取れてないが、ここから1巻のようになったのかと思うと感慨深い。この時点でメッケンクラートの名前が出たのは意外。そして終盤、事務所の金欠状態を見ると、なにか懐かしいものを見るような気分になった。そしてガユスは初対面から後の黒き魔女皇をおちょくってたのか。まさに前日譚でしたね。2026/08/08




