内容説明
悲劇の少女、アナピヤ完全真説版に登場!
完全真説版長編! 愛の悲劇へと突き進む少女アナピヤが、ついに登場!ならず者の咒式士どもに狙われる少女アナピヤはガユスに対し強烈に愛を乞う。それが全ての悲劇の始まりだった。全面加筆でさらに読みやすくなって完成!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニック肉食
4
アナピア編上巻。ガユスとギギナは一人の少女を拾う。その少女は大量の咒式士と長命竜に追われていて――。という内容なのですが、もうとりあえずアナピアがかわいいというだけで満足です。アナピアのヒロイン力が、どこぞの半アルリアン人と比べて高過ぎぃ!まぁ、ジヴの理屈もわかるのですが、ウォルロット事件は何だったの?ってなってなんか納得できませんでした。で、今回強敵が多いので、とりあえず下巻が楽しみです。2015/11/06
秋
4
「第一部」完結巻が出たのを機に(第一部って何よ!w)覚悟を決めてトラウマエピソードに着手。何年越しですかね…。しかし本当の戦いは次の巻ですか。うわー。読みたくない。でも読まずにいられない。悪魔の書です。2013/05/14
死屍発苦
4
再読 来たよ、ついにきちゃったよこの話。むしろこのほのぼのパートが後半での地獄をより色鮮やかに彩っていくれるんだ。スニーカーの時思いっきりアナピアに感情移入した自分は後に地獄に会い、その後蜘蛛の糸を掴もうとして更なる地獄へと突き落とされたのでした。 読みたくもあり、そして読みたくもなかったこの話。 この相反する感想を読めばあなたもきっと抱くのではないだろうか。2012/08/04
しん∞SHI−N
3
悲哀に満ちた少女アナピアを巡る闘いが、その熾烈さを増していく中、強敵達の思惑と欲望が渦巻き、混沌とした焦土をガユスとギギナが少女の底知れぬ傷と満たされぬ願いを癒やし叶える為に駆け抜ける今巻。 少女の硝子細工の心、砕かせぬよう護り抜け。 たった一つの純朴な願いを抱き、ガユスとギギナに歩み寄ったアナピア。彼女の故郷へと旅をする最中で、彼女を欲望の捌け口にしようと迫り来る強敵達。度重なる戦闘が、少女の心をじりじりとすり減らしていく。そんな彼女を粉骨砕身しながら身を呈して闘うガユス達にきっと救いがあると信じたい。2013/01/25
灰色
3
長い間読むのを躊躇ってきたアナピヤ編。角川版の時は普通に手をつけてこっぴどく精神をやられましたので、今回は覚悟を決めて着手しました。結末を知っているが故に、いろいろなところの伏線的な何かが見えるっぽいような気がしないでもないですね。しかし、時間軸的には1巻からほとんど進んでいないのが恐ろしい。この後の展開を思うと、次巻に伸ばした手が行き場を無くします。2013/05/17
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- 和書
- 数のパズル読本