内容説明
音楽祭に沸くエリダナへ<世界の敵>襲来。
五大音楽祭のひとつエリダナ音楽祭が迫る。その開催地、東西大国の狭間であるエリダナの地に生きる攻性咒式士のガユスとギギナ。二人の事務所は、<宙界の瞳>から始まった数々の惨劇を生き延び、勇名を馳せるようになった。それゆえに、ガユスの意志に反し、同僚のメッケンクラートたちは、空席となったエリダナ七大手の席を狙うことを望む。
揺れる事務所へ、師ジオルグの後継者を名乗る攻性咒式士フロズヴェルが来訪。ガユスたちに手を結ぼうと提案するが……。
そんな折、ガユスたちのもとへ、エリダナ音楽祭に出場する謎めいた歌手ルル・リューからの依頼がくる。彼女に脅迫文を送りつける犯人を突き止めるべく、ガユスとギギナたちは護衛と捜査を始めるが、エリダナに襲来した<世界の敵の三十人>の一角、ハイパルキュまでもが、なぜかルルを狙う。
何度倒しても蘇生する箱頭の怪人ハイパルキュに打つ手はあるのか?
七大手の席とルルを廻って、エリダナに嵐が集まり、吹き荒れる。
赤の<宙界の瞳>は、すべてを見つめるかのように妖しく輝く。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
芙蓉
7
エリダナ音楽祭に出る歌姫ルル・リューの護衛をガユスたちはすることになった。ジオルグの後継者を名乗る男フロズウェルの来訪。そして世界の敵の三十人の一人である箱男ハイパルキュまで現れて戦線は混乱しながら進んでいく。2018/05/12
あさい
6
長かった、というよりも若干冗長にすぎる気がする。イーギーとジャベイラが独立したことが台詞でさらっと語られたり、ガユスとジヴの結婚が2p程度で終わったり、そこそんな簡単に終わらすか。物語自体はそこそこ良い部分で終わったからまだ良いものの、600p読んでまだ話の決着がつかないのか……という気分も無きにしもあらず。ガユスとギギナがスニーカー時代よりもずっと真人間になっている(子どもが殺されて激高する)のに、ガユスが別れた女の結婚式があったら匿名でプレゼント贈ろうなんてナチュラルに嫌な思考している部分ちぐはぐ。2016/07/30
ニック肉食
5
凄いところで終わったな、おい。とにかく次巻が気になりすぎる。さっさと読もう。そして今回も敵多過ぎるな。タングースとハイパルキュはまぁ、普通に敵って感じだけど、フロズウェルだけは好きになれそうもないです。そういう意味ではキャラ作りが凄い上手かったと言えるかな。2017/01/27
もだんたいむす
5
やっぱり面白いなぁー。最後の展開が大好き!★★★★★2016/09/05
EOL_st
4
ガユスが新婚で、子供が生まれるのを心待ちにしていて、ファンだったルル・リューに会えて、これだけ幸せフラグが立ったら、それを上回る不幸に襲われるに決まってるじゃないですかー(棒読み)。2016/08/19
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