内容説明
あのビッグシリーズ、ガガガ文庫へ!!
『唯我独尊』大人気シリーズ「され竜」がまるごとガガガ文庫へ!
著者自ら「これが完全版です」と言い切るほど、大幅加筆され、完全真説版となって、ここに新生!
完全オリジナル新長編も用意して刊行開始!! ※
この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
流言
59
吹き荒れるような設定の連打と、読者にわかりやすく書こうという気持を全く感じさせない言葉のチョイスで紡がれるダークファンタジー。どちらも小説においては好まれない行為のはずで、描かれた文章を丁寧に追おうとして前半はとても物語に入り込めなかったがなんとなく流れで読み飛ばしつつ雰囲気を味わうものだと理解してからは心地よいアクション物として楽しむことができた。慣れてしまえば設定の羅列も作中に描かれる謎現象が跋扈する荒唐無稽な魔法を裏付ける不思議な説得力になる。筆力で押して押すのが魅力のパワー&クラッチ小説と言える。2015/02/05
ゆなほし
35
咒式を操り異貌のものどもや賞金首を狙う咒式士であるガユスと相棒ギギナは、エリダナの街で大国の陰謀に巻き込まれる…。非常に良い。暗黒ライトノベルの始祖にして最終作と言われるだけあり、オリジナリティ溢れる咒式の設定、キザで魅力的な主人公達、竜との戦い…全てが振り切った勢いで最後まで飽きさせない。ガユスとギギナの掛け合いも面白く、また伏線の回収も鮮やかで上手くまとまっており、非常に良く出来た1巻である。背後にまだまだ広がりを感じさせる世界観に、続刊も期待できる作品だった。2020/05/31
mahiro
11
オーフェンに似てると言う事で息子のお勧め本。ストーリーもキャラも悪くないが咒式の蘊蓄や描写を読むのがめんどくさい、のめり込めない、続巻を読むかは未定・・あ、アニメは見た。2018/11/23
ミヤト
10
再読。改めて読み直すと楽しめた。厨二病全開の言い回しや設定だとわかったうえで読むとのめり込める。ギギナとガユスの軽口は辛辣だが、なんだかんだ仲がいい。枢機卿のヤバさは相当。倒せる日は来るのか。専門知識を容赦なく突っ込んでくるのは今回もややノイズだと感じてしまった。2023/01/23
ミヤト
9
長かった……。用語が多すぎて全く覚えられず、戦闘シーンもあまりイメージが湧かない。厨二な雰囲気が濃ゆく漂っていた。内容はあまり思い出せない。一回読んだだけでは良さがあまり伝わってこなかった。掛け合いはよかった。2022/01/26