内容説明
はたして男は世界一の頂を征服したのか?
巨匠アーチャーが描く史実に基づく山岳小説巨編、復刊。
頂上はすぐそこに迫っていた。イギリスの登攀隊は、想像を絶する困難と零下40度まで下がる過酷な環境と戦いながら歩を進め、ついにマロリーは第6キャンプ――27300フィートからの最終アタックを敢行する。遠い故郷で待つ愛する妻のため、山頂に妻の写真を置き、必ず無事に帰還することを誓って――。巨匠ジェフリー・アーチャーが描く山岳小説の金字塔、マロリー没後100年に復刊!
■著者既刊
『ロスノフスキ家の娘 上・下』
〈ウィリアム・ウォーウィック〉シリーズ
『まだ見ぬ敵はそこにいる ロンドン警視庁麻薬取締独立捜査班』
『悪しき正義をつかまえろ ロンドン警視庁内務監察特別捜査班』
『運命の時計が回るとき ロンドン警視庁未解決殺人事件特別捜査班』
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
a.i
4
★★★マロリーの話を読んでみたかったので。だいぶ読みやすいほうだとは思うけど、やっぱり翻訳ものは疲れる… 睡魔と闘いながら読んだ。2025/06/17
franz
2
実在の登山家、ジョージ・マロリーの物語。彼は現実ではエヴェレスト登頂に成功したのかどうかわからない(登頂した証拠も、失敗した証拠もない)。これは物語なので決着をつけてあるのだが、さすがはアーチャーで、現実もこうであったのではないかと思わせる。かなりの部分は現実に即して書かれているので、後から調べても違和感はない。読み切って一通り事実を調べた後で読み直す上巻のプロローグ、マロリー2世の項目が最後に置かれたエピローグ、文字通り最初から最後まで素晴らしい。人に勧めたくなる1冊。2024/06/23
Mayumi_M
0
ラインホルト・メスナーのようなエベレスト登頂成功者(しかも無酸素、しかも単独登頂)からすると「マロリーは登頂できなかった」と論ずるし、命懸けの登山など縁遠い側にいる人間は「マロリーとアーヴィンは初登頂を成し遂げた!」と夢を見たくなるものなのかもしれない。とりあえずワタシは感無量。2025/01/30
ウ・トポス
0
果たしてマロリーは登頂したのか否か? 作者のジェフリー・アーチャーはどちらかの結論側に立って書いているのだけど…これは夢であり希望でもあるのだと思う。 そして下巻の中盤でマロリーの妻ルースは南極探検で命を落としたスコットの妻に会うシーンがあるのだが、 スコットの妻の台詞が1番心に残った。 2024/08/06
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