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内容説明
固有名詞にとらわれることなく、われわれの眼前にでては消える事実によって、立派に歴史は書ける──。衣服、食物、家、風景、交通、酒、恋愛、職業と労働、貧と病など、「生活の横断面」による現代史の記述に挑んだ実験。詳細な注と解説、初版時の写真を収めた新訂版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
9
歴史から見れば民俗学は現在の習慣に関わる学に見える。が、習慣はアリが地中を掘り進むように個々の行為によって世界の表情=相(フェーズ)を作る。著者は生活の速度の変化と都市と地方の形成、風景の変化、貧富・家族・病の資本主義的特徴、人々のコミュニケーションの変容から無数の行為が作る相の蠢きを注視する。明治大正の近代を権力の記憶において書かれた歴史でなく、書かれない民衆の行為の伝達過程として捉える試みである本書を読むと、歴史の方がニュートンの線形的時間と平面的空間に乗った近代の学に見える。注釈と解説が懇切丁寧だ。2025/02/21
iwasabi47
2
佐藤健二校注。新全集の成果か?今では使われない意味が判らない語句の解説、当時の事件などの注、他の柳田著作との関連、柳田の文章表現に対する佐藤氏の補足。たぶん精読する為の決定版だと思う。著作自体については、後半にいくほど「世相」の難しいさ展望の厳しさが出て苦しく感ずる。2023/12/24
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