内容説明
製造コスト低減の局所的な改善だけでは、売上拡大など経営的な成果に結びつかず、生産性向上の達成には至らない。従業員1人当たりが生み出す成果を示す“労働生産性”をいかに高めていくかが生産性向上のカギとなる。労働生産性向上には付加価値の創出と、価値を生み出さない作業、いわゆるムダの削減が必須であり、その取組みの判断・評価基準として有効なものが、経営方針から展開した利益につながる生産性指標である。特集では、付加価値を生む生産性指標に着目し、その見つけ方と活かし方を解説。企業を取り巻く環境や課題から設定した生産性指標に基づいた改善の取組み事例を紹介する。コスト削減ではない、働く人の士気を高めながら推し進める生産性向上の新しい発想を提示する。