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内容説明
累計120万部突破！！（※紙＋電子含む）
発達障害を抱える児童精神科医の物語、TVドラマ化決定！！！
就職活動で「普通」を目指すがあまり自分自身を見失ってしまう大学生。親が「将来のために」と通わせた習い事で息苦しさを感じてしまう子ども。大切なものを犠牲にする前に、本人、周囲の大人が持つべき視点とは。児童精神科医は、患者が自分らしくいられる環境作りを提案する。第11巻は「就職活動」「習い事」の2編を収録。
「全国学校図書館協議会選定図書」になった児童精神科医の物語に『コウノドリ』の鈴ノ木ユウ氏共感！！
「子どもの成長は嬉しい。ただ時に、親は不満を感じたり、不安になったり、自信をなくしてしまうことだってある。僕はそんな時、ただ息子を抱きしめます。この世にはこんなにも暖かいものがあるんだよって、いつも教えてくれるから。『リエゾン』を読み終わった後、ただ子どもを抱きしめてみてください」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
46
【どうすればいいのか聞いても、誰も正解を教えてくれませんでした】「就職活動」と「習い事」の2編。「就職活動」は、“普通”を目指すがゆえに自分自身を見失ってしまう発達障害の就活生の話。母親から「楽な方に逃げるな」と教わり、社会勉強のためファミレスで働いているのに、“普通の働き方”ができないことで、上司から「どれだけ配慮させれば気が済むんだよ！周りに迷惑かけてることもわかんないのか！？」と叱責される――。「習い事」は、親が“”将来のために”と通わせた習い事で息苦しさを感じてしまう子どもの話。TVドラマに！⇒ 2023/02/05
Nyah
46
就職活動中、発達障害の特性を持ちつつ「普通」を目指す事で、不採用通知が続く。障害を意識せずに成人し、就職活動をする事で意識させられることがある。企業の適正検査には、企業がリスクととる障害特性を弾く要素もある。また働き始めて不明確な指示で立ち往生してしまうことも。/子どもの習い事。親の将来への思いなどで通わせるのは本人の自由時間を奪い、疲弊させてないか？/ 「普通」を必ずしも目指さずとも、特性に合わせ、苦手な事は避けて、興味に合わせて選択する事も必要か。習い事、本人の意向要！なかなか考えさせられる😓2023/01/24
Die-Go
31
普通ってなんだろう。 身近にADHDと鬱の診断を受けてる人がいるのだけど、その人と働くのは実際問題かなり重荷ではある。どう考えても今の職場が彼女に合ってるとは思えないんだけど。かと言って追い出すなんてのは論外。いかに彼女の持ち合わせる特長を引き出せるかなんだろうなぁ。★★★★☆2024/04/01
活字の旅遊人
29
大人になって分かる発達障がいは、やはり多いんじゃないかな。恐らく、言われているほど子どもの発達障がいが増えている訳ではなく、そう「診断」されずに大人になった人が相当数存在する。読メでも書いたかもしれないが、最近流行りのコーチングやカウンセリング関係って、中身は発達障がい児に関わる時のポイントとかなり重なる。そういうことなんだよね。志保先生もそういう特性があるという設定だったはずだけど、親戚にはより特性の強い就活生がいるんだね。期限を明示したり、程度を具体的に決めておくのは、ビジネス上もかなり有用です。2023/02/26
陸抗
28
発達障害の彼が、就活の為に「普通」を目指して苦手な事に挑戦するのは見てて辛かった。子供の頃から療育をしてたら、ここまで苦労はしなかったのかしら。発達障害は一人一人違うから、こうすればと簡単に対処出来ないから、意識のすり合わせが大変なのよね。子供の習い事、友達と遊ぶ時間も大切か。子供だけで上手く遊べない場合は、放課後デイサービスに行かせた方が親は安心なんだけど…。結局は、子供自身がどうしたいかをキチンと聞かないとね。身につまされる話で、読んでて辛かった。2023/01/26
