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内容説明
子どもの10人に1人は、何らかの障害を抱えているとされる現代。摂食障害、不登校、性自認――。突然の事態に直面し、わが子に向けていた愛情が、親の心を蝕むものに変わっていく。児童精神科医が示すのは、干渉と信頼のバランス、親と子の適切な距離感。第6巻は「完璧なダイエット」「カサンドラ」「夜間託児所」の3編を収録。
児童精神科医の物語に『コウノドリ』の鈴ノ木ユウ氏共感!! 「子どもの成長は嬉しい。ただ時に、親は不満を感じたり、不安になったり、自信をなくしてしまうことだってある。僕はそんな時、ただ息子を抱きしめます。この世にはこんなにも暖かいものがあるんだよって、いつも教えてくれるから。『リエゾン』を読み終わった後、ただ子どもを抱きしめてみてください」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
41
干渉と信頼のバランス、親と子の適切な距離感。第6巻は「完璧なダイエット」「カサンドラ」「夜間託児所」の3編を収録。摂食障害の娘に対し己の無力に絶望した母親が、「ネットで調べたら、摂食障害は、親の責任だって記事があったんですが…私はこの間…たいして何もできなくて…」と言うのに対し佐山先生は、「でも、今、お母さんが朱里ちゃんの支えになっていることも事実です。食べないと知りながら…何を言われてもめげずに、食事を用意し続けてこられましたよね。どうか自分ばかり責めないでください」と。この最後の一言が嬉しいですね。⇒2021/11/03
Die-Go
31
10人に1人は何らかの障害を抱えていると言われる時代。実際に私の近くにはわんさかいます。 それこそ知り合いの半数はそうじゃないかと思うくらい。どこまで突っ込んでいいのか、信頼関係を構築すべきなのか、適切な距離感がむずかしい。★★★★☆2024/03/31
活字の旅遊人
28
摂食障害、自閉症スペクトラム(の大人)、LGBTQ+。今回も多彩なラインナップで展開。どれも完璧な解決ではないながらも、明るい方向を示して終わらせるところが、憎いね。こんなにうまく行けばなあ……。ということで(7)への布石もばっちりな構成でした。2022/02/05
陸抗
24
摂食障害も不登校も前を向くきっかけが「友達」だったので、親は病院に連れていったりは出来ても、後は静かに見守るだけなのは辛いよなぁ。何とかなると信じて普段と変わらない生活を続ける努力をする訳だし。相談出来るはずの夫がASDなのも。病院で相談相手が見つかった事で、奥さんも前向きになれたのかな。子供の好きなものは否定しないようにしたいし、性の問題もありのまま受け止めれるようになりたい。2021/09/25
manamuse
19
実は死亡率の高い摂食障害…吐いた後は空腹感が戻ったりしないんだろうか。2話目はカサンドラ。我家も旦那さんがカサンドラ化してる気がする。最近の悩みの種。3話目は夜間託児所。2023/09/26