リエゾン(9) ーこどものこころ診療所ー

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リエゾン(9) ーこどものこころ診療所ー

  • ISBN:9784065282397

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内容説明

身近な人に本音が言えない。苦しさを抱え込みながら、「大丈夫」と言ってしまう。
死にたい気持ちに囚われる妹、人知れず涙をこぼす妻を前にして、家族はどう応えるべきか。
児童精神科医は「頼る勇気」と「受け止める力」をそっと引き出す。
第9巻は「希死念慮」「産後うつ」「子どもの性教育」の3編を収録。

累計90万部突破!
「全国学校図書館協議会選定図書」になった
児童精神科医の物語に『コウノドリ』の鈴ノ木ユウ氏共感!!
「子どもの成長は嬉しい。ただ時に、親は不満を感じたり、不安になったり、自信をなくしてしまうことだってある。僕はそんな時、ただ息子を抱きしめます。この世にはこんなにも暖かいものがあるんだよって、いつも教えてくれるから。『リエゾン』を読み終わった後、ただ子どもを抱きしめてみてください」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

46
リスカを繰り返す妹を救い出したい姉だが、すぐ機嫌が悪くなって怒鳴るシングルマザーの母から自分を守るために、妹を利用していた過去を気に病んでいた。そうした機微が描かれた「希死念慮」の続編。佐山先生は、志保に語る。<死にたくてたまらない…また切ってしまった…そんな患者の思いを聞くたびに胸が痛みますが、誰にも打ち明けられなかった本音を話していくうちに、本人の中で生きたい理由が一つでも見つかれば…と。僕は、そう思いながら向き合っています。その相手が…医者である必要もない>と。他に「産後うつ」「子どもの性教育」。⇒2022/07/10

Nyah

36
『希死念慮』仲の良くない妹がSNSで毎日「死にたい」と呟いていて。リストカットも繰り返ししているようで‥。職業体験で来た高校生が訴える。日本の自殺者は減少しているが、子どもの自殺者数はほとんど減ってない事実、対応策の難しさが語られる。『産後うつ』産後うつの罹患率は10-15%、子どもの虐待死亡率が最も高いのは0歳児、理由は育児不安、育児ノイローゼ、産後うつ。産後の母の死亡原因一位は自殺。『子どもの性教育』次巻に続く/ 今回も厳しい現実が語られる。お姉ちゃん🥲。クリニックは実家総合病院の戦略で潰されそう。2022/06/24

Die-Go

32
希死念慮はそれを行う本人はもちろんのこと、周囲の近しい人にも大きな傷を負わせることになる。大事な人ならばますますである。それでもやめられないものなのだろうが、辛い思いをわかってもらうためどけにするのではなく、自分自身の安定のためにやっているのは止めようがないのかもしれない。★★★★☆2024/03/31

活字の旅遊人

26
リストカットや希死念慮、産後うつがテーマの巻。回りの人に苦しめられたり、助けられたり。人間は多分、それだから面白いんだろうけどね。ところで主人公の遠野志保先生、何だか存在感が薄くなってます。2022/09/27

陸抗

25
死にたいとリスカを繰り返す人が、苦しみながらも今まで生きてこれたかを考える。抱える悩みに安易に同意出来ないから、どの方向からのアプローチがいいんだろう。本人も苦しみ、家族も苦しむ。子供の性教育、司書の先生もどう教えるか悩んでた。私はとりあえず、水着で隠れる部分は見ない見せない、触らない触らせないで教えているけど、これ以上になるとどう教えたらいいのか…。2022/07/11

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