光文社文庫<br> 大名~鬼役(二十九)~

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光文社文庫
大名~鬼役(二十九)~

  • 著者名:坂岡真
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 光文社(2021/08発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334790158

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内容説明

将軍家毒味役を務める矢背蔵人介は、愛刀を託した懇意の研ぎ師から内密の話をされる。天下の宝刀童子切安綱を預かるというのだ。その研ぎ師が何者かに殺害されてしまう。怒りに震える蔵人介。その背後には、前将軍の息子である藩の大名となった人物の影がちらつく。蔵人介は闇を照らす一条の光となれるのか。鬼役が邪智奸佞の輩を成敗する大好評シリーズ二十九弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

152
シリーズ29弾。一話目は降りかかる火の粉は払わねばならぬ鬼役。二話目は『情として忍び難し』とあるがその想いを以って成敗に至る鬼役がカッコイイ。こんな話が好みです。まだまだ続くでしょうが、そろそろラストも気にかかる我儘な読者です。(汗)2020/05/12

やま

100
鬼役29作目 2020.04発行。字の大きさは…中。 隣は何をする人ぞ、情として忍び難しの2話。 将軍の毒味役である御膳奉行・矢背蔵人介は、幕臣随一といわれる田宮流抜刀術の達人であり、密命により幕臣の不正を断つ暗殺役という裏の顔がある。 【読後】 今回2話からなっています。文章が長いせいか、物語の中に毒味役のシーンが多かったり、人情物語かと思うシーンがやたら多く書かれている。最後は、風景描写まで入っているが、そろそろ終わりに近づいているのかな……。→2020/07/17

KAZOO

94
今回はいつもの短編3作ではなく少し長い2作となっています。主人公の隣家に引っ越してきた訳ありな家族と主人公の家族とのやり取りがあり、そこで事件がからんできます。もう一つは、前将軍の子息がある大名となっていて、天下の名刀をめぐって事件が起きます。そのどうしようもない大名に引導を渡す主人公ということで最後は決着がつきます。2024/09/17

とし

80
鬼役「大 名」29巻。少し流れが変わってきたのかな、鬼役の裏の顔が知られすぎているように見受けられるが?2020/08/23

えみ

44
将軍家毒味役でありながらその裏、密命を受けて幕臣の不正を断つ暗殺役として神がかった強さで剣を振るう矢背蔵人介。鬼役シリーズ29弾という長期活躍の秘訣、それは彼のお役目に対する誇りと苦悩が人の正直さを好ましく思えるからなのだと思う。敵を前にした時の微塵も揺るがない冷酷さと、それとは真逆に人間らしさを発揮して人を温かく見守り、時に優しく語りかけ、その悲劇に震えるほどに悲しむ…そのギャップもまた惹きつける。今回は天下の宝刀・童子切安綱が騒動を呼ぶ。どんなに強くても守れないものがある。それでも振るう正義は美しい!2024/08/29

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