光文社文庫<br> 慟哭~鬼役(十七)~

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光文社文庫
慟哭~鬼役(十七)~

  • 著者名:坂岡真
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 光文社(2021/06発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784334772185

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内容説明

将軍の毒味役を務める矢背蔵人介は、実父・孫兵衛の料理屋で孫兵衛の元上役である天守番之頭・中村勝之進と出会う。しかし、中村は何者かに斬られてしまう。その裏には薩摩の影がちらつく。なおも死の背景を探る蔵人介の前に、父・孫兵衛の知られざる過去が浮き上がり、自らの「出生の秘密」も明らかになってくる……。衝撃のラストに落涙必至の人気シリーズ第十七弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とし

118
鬼役「慟哭」17巻。実父孫兵衛さんの過去と蔵人介の関係にびっくりしたのに亡くなるなんて、孫兵衛さんとおようさんが営む料理屋まんさくは蔵人介の癒やしの場だったのに哀しいですね。次巻はどんな展開になるのか期待。2016/01/22

いつでも母さん

88
シリーズ17弾。帯で不吉な予感はしたのだが、まさかの坂が有りました!今回は卯三郎の心の揺れがなかなか良かったなぁ。なんて思いながら3話目『まんさくの花』を読み始めたら、実父・孫兵衛と蔵人介にこんな過去が有ったなんて・・坂岡作家、憎いわ~もう最後はドキドキで、このまま逝くのか、いや逝かないでと私の気持ちもせめぎ合った次第。孫兵衛・・この作品ではほっこりと癒やされていたのに、残念無念なり(T_T)くぅ~切ない。何がなんだって、実父・孫兵衛天晴なり。まさしく『慟哭』の回だった。次を楽しみに待ちたい。 2015/12/12

えみ

47
人との出会いも今ここでこうして自分が自分であることも、奇蹟だ。誰かの大切になることは誰かの支えになることと同義。不器用にも穏やかで、何より相手を思いやることのできる心優しい父子の関係がそれを教えてくれた。幕臣の不正を断つ暗殺役の裏の顔を持つ、将軍家毒味役・矢背蔵人介が活躍する鬼役シリーズ第17弾。17冊の間に様々な衝撃を受けてきたけれど、まさかこんな展開が待っていようとは…衝撃の緩和ができないうちに第二の衝撃が襲ってくるという避けられない衝撃波によろめく事実を突きつけられた。次巻からの空白を思うと淋しい。2024/04/25

25
!(◎_◎;)今作もバッサバッサだね、と読んでたら、最後のお話しに…。そんな展開にしなくてもイイじゃん。蔵人介さんは、これからも変わらずにバッサバッサできるのか?2017/06/15

ぶんぶん

18
【図書館】孫兵衛が死んだ・・・しかも、いろいろな秘密を携えて。 孫兵衛の優しい味の料理が好きだった。 蔵人介もこの店なら気を許していただろう、実父の店なのだから。 しかし、実父と信じていた孫兵衛が・・・とにかく鬼役の一つの時代が終わった。 次はどんな展開になるのか楽しみです。2016/06/09

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