光文社文庫<br> 黒幕~鬼役(二十八)~

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光文社文庫
黒幕~鬼役(二十八)~

  • 著者名:坂岡真
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 光文社(2021/08発売)
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  • ISBN:9784334779450

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内容説明

将軍家毒味役を務める矢背蔵人介は、将軍の御膳の毒味中、毒が盛られていることに気づく。毒を盛ったのは、御膳所同心だと判明するが、その同心は蔵人介に謎の言葉を残す。背後を探る蔵人介だったが、陰謀を企んだ闇の勢力から矢背家が狙われる。蔵人介は窮地をどう乗り超えるのか。そして、見えざる「黒幕」の正体とは――。壮大な物語となるシリーズ二十八弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

169
好きなシリーズの第28弾!今回は『侍の矜持』を胸に黒幕を成敗するのだが好い!ちょっとマンネリ感があって如心尼の存在もまだ薄いこれまでとは違う感じがした。こういうのが私は好きです。満足でした(笑)2020/01/05

やま

98
鬼役シリーズの28作目。 2019.12発行。字の大きさは…中。 苦肉の毒、おしどり、柊侍の3話。 将軍の毒味役である御膳奉行・矢背蔵人介には、幕臣随一といわれる田宮流抜刀術の達人であり、幕臣の不正を断つ暗殺役という裏の顔がある。 此度は、幕臣・御側御用取次の宇郷対馬守が、津軽藩留守居役らによる蝦夷地の俵物の抜け荷にと、柳川藩の藩主を我が孫にと、裏で動き、巨額の利益を得ている…。 蔵人介の鮮やかな剣技が、此度も冴える。2020/04/10

とし

78
鬼役「黒幕」28巻。御側御用取次の宇郷対馬守は柳川藩藩主を孫にし、藩を操り抜け荷等で巨額の利益を得ようとしてる、橘右近亡き後、鳥居耀蔵、大目付戸賀崎備後守と厄介な人物が介入するが、今回は蔵人介の単独行動に格好良かったですね。最後は「・・・はらひはらひ、ひらひらとはらひ」は消えました。2020/07/28

ベルるるる

18
今作は重苦しくも読みごたえ充分。一気読みした。2020/07/08

ひさか

12
2019年12月光文社時代小説文庫刊。書き下ろし。シリーズ28。3つの連作短編。ワンパターン化している。新たな動きがほしいところ。2020/08/24

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