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内容説明
鎌倉時代末から室町時代のはじめまでを描く軍記物語。特に有名な場面を中心に、テンポよくわかりやすくまとめ、楠正成や新田義貞など魅力的な武将たちが生き生きと描かれる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マツユキ
9
『逃げ上手の若君』の予習のつもりで読みました。若君ちょっとだけ出てきた。 日野邦光の少年時代の仇討から始まる、楠木正成、新田義貞、足利尊氏の物語。 最初は後醍醐天皇VS鎌倉幕府、決着がついたと思ったら、今度は味方だった後醍醐天皇と武将たちで、邦光が老いた今も続いているよう。人数の多さで決まらない勝敗、それぞれの計略があり、驚かされますが、それ以上に死者の数…。移動距離の長さ…。そして、強きものも最後を迎える。空しい。尊氏の良さは分からなかった。 作者おすすめ、北方謙三の『破軍の星』読もう。北畠顕家が主役。2021/02/16
なま
6
★★★☆☆敵味方が複雑で、眠くなってた太平記。こちら児童書なので、いやーわかりやすい!それにして策士楠木の粘り強さと機転には驚愕。死んだと思わせ復活し、不意打ちで襲いかかる戦闘法は正直、スマートじゃないので好きじゃない。・・・が、多勢に無勢、打ち負かす為の手段としてなりふり構わず勝ちを取りに行った決断力に惹かれる。猛将正成が死を覚悟して息子に楠木一族を託し戦で散る。その後、死んだはずの正成が後醍醐天皇の前に姿を現したと思ったら、それは・・・。泣 実際に鎌倉切り通しや稲村ヶ崎に足を運んだ事もあり感慨深い。2017/12/06
m
3
いつもごちゃごちゃしていてわからなくなる鎌倉末期から室町初期。官軍と賊軍がころころ変わる。北畠顕家が気になったので早速「破軍の星」を読もう。2017/03/13
KIYO
2
【図書館】日野資朝の息子・阿新丸(日野邦光)が病床に伏せ、自身の最期を感じ後世に残そうと、邦光の語りでお話が進みます。別の太平記を先日読んだので、記憶の上書きが出来て良かったです。阿新丸自身の仇討ちから始まり、尊氏の死去までの内容です。 複雑な人間関係を分かりやすく、読みやすく、とても良書だと思います。2019/01/23
Sleipnirie
2
鎌倉幕府と北条氏の圧政を滅ぼすため、後醍醐天皇の元に集まった楠木正成、新田義貞、足利高氏(後の尊氏)が日本中で合戦を繰り広げる戦記物。 様々な知略で連戦連勝の正成、海に刀を捧げてモーセばりに海水を操作する義貞。 後半は後醍醐天皇の政権になり建武の新政が始まるけど、不公平すぎる恩賞の差をきっかけに足利尊氏が天皇に反旗を翻す。色んな武将が入り乱れてちょっとややこしい。 2016/01/04