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内容説明
少女が源氏物語にあこがれ、たくさんの読み物が読みたくて薬師仏にお願いするくらいの熱中ぶりや、赴任先から都にもどる紀行文やその後など、今と変らない心情を紹介する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がらくたどん
25
小学生用の古典入門書を探していて。ご感想を寄せられた皆さん、同様平易な現代語訳かと思ったらちょっと予想外の「お話」だった。更級日記所縁の地で、少女が図書館で出会ったちょっと不思議な自称図書館ボランティアのお姉さんに更級日記のお話をしてもらうという内容。本文に基づいた話の流れもダイジェストながら自然に追える構成。執筆陣は児童棚の常連さん作者諸氏がずらり。中学生だと物足りないかもだけど、小学生なら普段読む本の作者さんの方が気軽に手に取れるかもしれないと思った。他の作品も見てみたい。2021/12/01
花林糖
18
(図書館本)市原市に引っ越してきた小学6年生の悠妃が、図書館で出会ったタカコさんに、更科日記をわかり易く教えてもらうお話。菅原孝標女は文学オタクだったのか。更科日記読んでみよう。表紙絵がとても可愛らしくお気に入りだけど、裏表紙のキリリとした三毛猫も可愛い。2016/04/11
ヒラP@ehon.gohon
13
不思議な更級日記紹介本です。本当の更級日記を読みたくなる本です。2018/03/11
ひなた
10
転校してきたばかりの悠妃が、図書館で出会ったタカコさんから更科日記の内容や作者の菅原孝標女のこと、どのように伝わったかなどを分かりやすく教えてもらうストーリー。原文で更科日記を読むのハードルが高いですが、この本ならある程度の内容も分かり、平安時代の様子やそれより前の時代を想像したりして楽しく読め、古典に親しみを持てました。2016/10/22
ともも
9
読みたかった更級日記はこれじゃないんだけど(原文+現代語訳+解説が読みたかった)、まぁこれはこれで良し。菅原孝標女が住んでいた土地に引っ越して来た主人公が、初めて更級日記に触れ平安時代と現代もそんな変わんないね、と共感する物語。更級とは姥捨山のことだったとは!2021/11/16