おくのほそ道

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¥1,650
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おくのほそ道

  • 著者名:那須田淳/十々夜
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 岩崎書店(2020/06発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784265050079

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内容説明

日本で大人気の俳諧師となった芭蕉の半生に焦点をあてて、「おくのほそ道」を、「夏草やつわものどもが夢のあと」などの名句とともに改めてストーリー仕立てで描いていく。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mm

21
実はスパイ、隠密だったという設定は好まれるらしく、色んな人の隠密説があると、前に読んだことがある。これは芭蕉は伊賀出身で忍びの心得があり腕が立つ。芭蕉は隠密ではないが、同行の河合曾良は隠密。旅には伊賀若いクノイチがお家騒動の元になった人探しの命を受けて同行するという設定。なんやかんやで伊達班のお姫様も。まぁ、かなり発展系⁇隠密説の根拠もいくつかあげられていた。登場人物は実在の人物らしい。へえ。何月何日にどこにいたか、そこで読んだ句、全国にある俳諧の弟子たちとの関わり等々、奥の細道の楽しみ方は多角的なんだ。2021/05/08

花宴

10
ハラハラするストーリー仕立てになっています。芭蕉と曽良に威勢のいい姫二人の計四人旅。藩の存続がかかるような火急の問題を抱える姫たち。一方、名所旧跡を訪ねながら旅をしたいという芭蕉の希望。2つの状況が何だか相容れない気がしました。芭蕉も実は急いで甥を見つけないといけない状況…スリリングではあるんですが、もっとわかりやすくシンプルなストーリーでも良かった気がします。芭蕉より姫たち中心の物語ですね。2018/09/08

ちばりえこ

1
フィクションも混じった面白い物語。芭蕉の出身が伊賀だったことからか、くノ一の女の子が主人公です。忍者やその他悪人との攻防があったり、淡い恋心があったり、ティーンが読むと面白いのではと思います♪ が、大人の私も楽しんで読ませていただきました。『ストーリーで楽しむ日本の古典』シリーズは他にも古事記や更級日記など色々な古典があるようなので、機会があれば読んでみたいです。2021/07/12

カレーライス

1
芭蕉の旅に同行しているくノ一目線で語られます。 楽しみながら読めるという点は良いと思いました。 文体が良くも悪くも軽く、さっと読めて普段本を読まない人も読みやすいと思います。 ストーリーも友情もあり、ハラハラする戦いもあり、読んでいて退屈せず楽しく読めました。 別のおくのほそ道も読んでみたいと思います。2018/04/09

ともっち

0
著者の想像によって作られた架空の筋や事柄が多い『おくのほそ道』です。 こういうのもありなのでしょうが、別の本も読んでみたいと思いました。2023/03/17

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