内容説明
大正大学地域構想研究所が編集、大正大学出版会が発行する地域創生のための総合情報誌。
今月は、「ポストコロナ時代の地方と都市」と題し、緊急特別号を刊行します。
世界で猛威をふるう新型コロナウイルスは、世界中を覆ったグローバリズムの上に成立した経済への打撃はもとより、人類や地球環境の未来を考え直すパラダイムシフトの時代をもたらすことになるでしょう。
そこで、コロナ禍で揺れ動く社会そのものを「地域人」の視線で捉え、これまで培ってきた地域構想研究所のネットワークとデータを使い、総力をあげて、”withコロナ”時代の「地方と都市」の在り方を提言します。
巻頭鼎談では、ウィズコロナ、ポストコロナ時代の人間と自然、都市と地方の在り方関係について養老孟司、小野寺浩、渡邊直樹の3人が語り尽くします。
島薗進、森まゆみ、河合雅司、涌井雅之、森枝卓士、岩村暢子などの特別寄稿も掲載。
目次
巻頭鼎談 ウィズコロナ、ポストコロナ時代の人間と自然、都市と地方の在り方
第1章 新型コロナと防災・減災
・ポストコロナ時代の防災・減災を考える(古田尚也)
・座談会 「多様性」を受容し自然を活用した災害に強い社会へ
第2章 新型コロナで見えてきた問題の新たな可能性
・特別寄稿 浦崎太郎/島薗進/河合雅司/岩村暢子/森まゆみ/森枝卓士/涌井雅之
・緊急座談会 コロナショックでツーリズムはどう変わるのか――持続可能な観光を考える
第3章 ローカルの時代
・ピンチをチャンスに「コロナ危機」で変わる働き方、暮らし方と地方創生(村木太郎)
・「地方版総合戦略」の調査結果を分析 次なる戦略構想策定のため地方自治体は何を指針とすべきか
・進化する地方の時代 コロナウイルスとバックキャスティング(北川正恭)
ほか