小学館文庫<br> 口中医桂助事件帖16 さくら坂の未来へ

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小学館文庫
口中医桂助事件帖16 さくら坂の未来へ

  • 著者名:和田はつ子【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 特価 ¥500(本体¥455)
  • 小学館(2019/04発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094066234

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内容説明

大人気シリーズ、ついに感動の最終巻!

 横浜の居留地で虫歯の治療に行くという妹のお房の話を聞き、桂助と鋼次も同行していった。そこでウエストレーキの治療を目の当たりにする。エーテル麻酔を使って痛みのないようにし、機械で穴の深い虫歯を取り除いていった。歯を抜かずに残す最新の技術を初めて目にした桂助は、感無量だった。
 宿泊先のキングドン商会ではキングドンが殺害され、彼が阿片の密売をしていることが判明した。ウエストレーキからは、日本の木匠義歯の優秀さと医療用以外で阿片が日本に広がらないようにと訴えられた。
 「もっと前に出て、やりたいことをやりたい。」と感じる桂助。染井の四季楽亭には志保らしき女性を見つけられず、心中を装って同心の友田達之助と亡くなっていた女性も、志保ではなかった。
 友田が阿片の密売の大本に迫っていたことを知り、桂助はその真相に迫っていく。元御側用人の岸田正二郎や父の長右衛門とともに真相が明かされたとき、藤屋が幕府の重大な役割を果たしていたことも判明した。そして、志保とも無事再会した。
 桂助は志保や鋼次一家とともに、新たな世界へ旅立つのだった――。
 人気時代小説シリーズ、堂々の完結!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

一華

29
好きで読み続けてきたシリーズも完結…寂しいが、桂助さんと志保さん、そして周りの皆さんともに明るい未来へ……2019/04/20

真理そら

24
シリーズ最終巻。江戸時代の歯医者事情が興味深くて読み進んできた。歯の治療には欠かせない麻酔についても興味深く読んできた。御落胤設定が必要だったかどうかは最後まで疑問が残るままだった。とにかく志保さんと一緒に新しい旅立ちができて良かった良かった。 2019/04/08

青蓮

19
江戸時代の歯医者が謎を解く、人気シリーズ最終巻。ラストは随分と壮大なストーリー展開になりました。食べ物のシーンも相変わらず美味しそう。前回の毒花伝から継続して志保への切ない想いがダダモレだった桂助だったけど、やっと再会出来て良かった良かった‼終わって寂しいけど、ハッピーエンドでほっこり。平成の読み納めになるかな?2019/04/29

ひさか

14
2019年4月小学館文庫刊。書下ろし。シリーズ16作目にて、最終作。これで、終わるのか、迷走では、ないのかとはらはらしましたが、強引に大団円に持ち込む技は、さすがの和田さんです。2019/10/22

むつき

12
ついに完結!終わってしまうと淋しくなっちゃうな…。でも、それぞれがとてもいい未来に描かれていて、良かった良かった。だけど、この回は桂助の推理というより桂助の身を案じた岸田がすべて語って、終結にお話を導いていった感があり、こんな形でおしまいをむかえてよかったのかな…と少し疑問に思ってしまった。2022/01/20

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