内容説明
女性の死体にはすみれの花の汁が付いていた。
永久歯が生えてこないという娘おてるを診ることになった桂助。彼女は桂助とともに長崎で学んだ斎藤久善の患者で、その見たては間違いなかった。斎藤のところには患者が多数詰めかけ、〈いしゃ・は・くち〉は閑散としていた。そこに、同心の友田からの依頼で、桂助は傷のない女性の死体を診ることになった。すみれの花の汁が付いていたことを見つけ、その真相に迫っていくのだが……。新たに入れ歯師が仲間に加わることになる、大人気シリーズ第5弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むつき
7
江戸時代に入れ歯師という職業があったことにまず驚いた。今回は、その入れ歯師が新たに仲間に加わることに。またもやその入れ歯師・本橋十吾もこの上もなく良い人で…、こんなに良い人ばかりのはずがないと思うのだけど、高い志のある人たちは自然と似たもの同士仲間になるものなんだろうという事にしておこう。2021/11/19
akogoma@灯れ松明の火@SR推進委員会
5
シリーズ5作。キナ臭い話が進行中。新たに入れ歯師が仲間に加わり、万全の体制になった感。それにしても鋼次のヤキモチと言うか、桂介大好きっぷりが、おかしいやら呆れるやら。いいコンビなんだけどね。2011/11/19
まうす
5
江戸の頃から、入れ歯があったんだなぁと、驚き。2010/09/18
sai
4
入れ歯をめぐる事件、入れ歯師という新たな人物も登場。入れ歯の蘊蓄は面白かった。岩田屋の魔の手はどこまで桂助を陥れるのか…2014/12/21
黒ねこ
4
桂助の長崎時代の仲間や亡くなった恋人の兄が出てきたりとまた少しずつ桂助の過去がわかる一方で、桂助が関わる事件の背後にはやはり岩田屋の影が見えて、じわじわと追いつめられてるようで怖い。2011/03/13
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