オーバーラップ文庫<br> 灰と幻想のグリムガル level.11 あの時それぞれの道で夢を見た

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オーバーラップ文庫
灰と幻想のグリムガル level.11 あの時それぞれの道で夢を見た

  • ISBN:9784865542349

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内容説明

──やらなきゃいけないことを、やる。やるんだ。今は。
歯を食いしばり、両足を踏ん張り、グォレラたちの襲撃に再び向き合うハルヒロ。
彼は、使命で自分を奮い立たせ、“彼女”の死という現実から目を背けようとしていた。そして、抱えきれない後悔と絶望を前にした時、謎の男・ジェシーが囁く。「方法ならある。一つだけ」と。
一方、フォルガンを脱退したランタは、世話役であったタカサギの追跡から必死に逃げていた。千の峡谷(サウザンバレー)で、いつ終わるともしれぬ逃避行。体力と精神が限界に達しようとした時、ランタの脳裏を去来したものとは……?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

55
失った人を取り戻す第11弾。ファルガンを脱退し、世話役のタカサギからの追跡を必死で逃れるランタとメリィの復活を描いた話。何とも言えない妙な引っかかりを覚えたまま終わってしまった。メリィは本当に"メリィ"なのか、それとも何か別のモノになってしまったのか。復活は嬉しいけど、焦らしが過ぎるせいで素直に喜べない。そして久々登場のランタ、彼の成長がわかると同時にタカサギという男の格好良さも際立ってましたね。強くて渋いオッさんキャラとか最高か。セトラも素敵でした。続きが気になって仕方がないから次巻はやくお願いします。2017/07/23

わたー

45
★★★★★メリイの蘇生とランタの逃避行。前巻で足りなかったランタ成分を補給できたのはよかったのだが、やはりメインはメリイ。死者の蘇生という異常。死を経験したというジェシーからの怪しい提案。読者に息つく暇を与えないほどの怒濤の展開にすっかりやられてしまった。相変わらず先は真っ暗だが、蘇生後の彼女が以前と変わってしまったとしても、その全てを受け入れる覚悟を決めたハルヒロの決意が輝く。この終わりかたで次巻がほんわか冒険譚になるわけがないと思うのは私だけではないはず。2017/07/30

よっち

44
メリィの死という現実から必死に目をそむけようとするハルヒロに謎の男・ジェシーが囁いた「方法ならある。一つだけ」という言葉。一方、フォルガンを脱退したランタが世話役だったタカサギの追跡から必死に逃亡を続ける第十一弾。これまでもいくつもの死に直面して受け入れてきたのに、到底そんな気持ちになれないところでのジェシーの提案。儀式自体もアレでしたが、彼女自身も説明できない一面を持ったようになった影響が今後出てくるんでしょうか。多くの心情が語られたランタの今後も気になりますが、予告された次巻のほんわか冒険物語も期待。2017/07/21

シータ

35
とりあえずメリイがジェシーの身代わりにより蘇生したけど、以前とちょっと違うから素直には喜べねえよ。メリイの中に今までこの方法で蘇生した人間の記憶が色々混濁しちゃってるじゃないですかやだー。ステータス的にはかなりお得だけど、ハルヒロ達と読者の今後のメンタルが心配でありますw フォルガンを抜けたランタの逃避行。タカサギはやっぱ初めからランタを殺る気はなかったぽいな。最後のシーンはなかなか粋だったわ。ランタの心情とかも知れてかなりよかった。グォレラ、ヴールー、セカイシュと息つく暇がない展開で大変すぎる……。2017/08/10

ジャックン

31
ランタの逃亡とメリィの蘇生。ラストは……まあ、手放しに喜ばせてはくれないよなあ。何かに魂が上乗せされた感じ? 謎が残る。一方のランタは逃げる中で考え、分析し、タカサギと切り結ぶことで大きく成長したみたいだね。絶体絶命のなかでのタカサギはかっこよかった。そしてパーティと再び合流する瞬間が楽しみ。でも一人きりなのは変わりなくて。皆無事だといいけどな。この状況でどうしたら次巻で明るく楽しくなるんだろうか。期待して待ってます。2017/09/03

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