オーバーラップ文庫<br> 灰と幻想のグリムガル level.12 それはある島と竜を巡る伝説の始まり

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オーバーラップ文庫
灰と幻想のグリムガル level.12 それはある島と竜を巡る伝説の始まり

  • ISBN:9784865542837

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内容説明

オルタナに戻るべく、ハルヒロたちは山だらけの敵地を突き進んで海を目指す。冒険に次ぐ冒険の末、ようやく辿りついた海辺には一隻の船が乗り上げていた。様子を窺うハルヒロたちの前に、なんと付け髭をつけた少女が現れる!
「あたしはモモヒナ! であーる! 名を名乗れーっ!」
謎の海賊(?)モモヒナとの出逢いに導かれ、大昔から竜が住まうというエメラルド諸島へと向かうハルヒロたち。到着した一行を待ち受けていたのは、その竜に襲われて大混乱に陥っている海賊の楽園だった――!?
灰の中から生まれた冒険譚が、舞台を海に移し新たな物語を紡ぐ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

51
オルタナに戻るべく、山道を突き進むハルヒロ達がなぜか海賊になってしまう⁉︎シリーズ第十二弾。ここ最近シリアス続きだったから、普通に面白おかしく冒険してるのがなんか新鮮に感じる。そんな今回一番の目玉はなんといっても大英雄とのクロスオーバー。ギンジーのウザさと、モモヒナの元気っぷりめっちゃ懐かしい。和んで楽しい冒険譚。それだけで終わるのかと思ったら、あのキャラの離脱というサプライズでもあったけど、いつか立派なカンフリャーになって戻ることを楽しみにしつつ、次巻を待ちたい。大英雄の続きもいつか読めたらえぇな。2018/03/25

よっち

48
オルタナに戻るべく東を目指すハルヒロたち。ようやく辿りついた海辺で遭遇した謎の海賊モモヒナに敗北して手下となった彼らが、大昔から竜が住まうエメラルド諸島へと向かう第十一弾。自由を取り戻すために海賊の街が竜に襲われる原因を調査するハルヒロたち。不安を抱えるメリィ相手に相変わらずヘタレなハルヒロと見守る周囲という構図には苦笑いでしたが、一方でリーダーとしての冷静な交渉事や状況判断には成長したなあと感じる部分もあって、うまく乗り越えた先に待っていた思わぬ急展開には驚かされました。これからどうなるのか続巻に期待。2018/03/21

ばたやん@かみがた

42
十文字さんの言うように、明るくほんわかした冒険譚だった。ハルヒロ達らしく四六時中ドタバタしていたが、結果オーライで何より。それよりも彼女があのタイミングでパーティー離脱したのは完全に不意討ちだった。まぁらしいっちゃらしいが…再会を約しての別れだったので後味の悪いものではなかった。それも含めて一番ほっこりできた巻だった。2018/10/07

シータ

35
今回は比較的安心して読んでいたら最後にね……。順調に初期メンバー減ってきてますね。まあ半年後に再会できるといいけど……。ユメ離脱で盛り上げ役はどうすんねんw メリイ問題もまだハッキリと解決していないのにね。あとハルヒロとメリイの関係性にも多少変化があったのかなかったのか、焦れったいですねw もう一押しあればって感じでしたな。今回グリムガルっぽくなくて、普通のファンタジーものって感じの内容でした。海賊・モモヒナはなんか同じ世界を舞台した別作品のキャラらしいので、そっちも気になりますね。2018/06/28

まるぼろ

34
さて今巻は浜辺での海賊の首領、モモヒナとの出会いを経て舞台をエメラルド諸島に移動、そこの港町ロロネアで破壊活動を行っている竜の謎を追うお話です。今巻は今までよりずっと冒険しているって印象があってとても面白かったです。それとクァダンとの決闘などを筆頭にクザクが色々な面で大活躍していたなと言う印象が強いです。竜の卵を返しに行った末のハルヒロの尾ひれが付いた伝説を授かってしまう所は微笑ましいものがりました。→2018/04/15

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