オーバーラップ文庫<br> 灰と幻想のグリムガル level.1 ささやき、詠唱、祈り、目覚めよ

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オーバーラップ文庫
灰と幻想のグリムガル level.1 ささやき、詠唱、祈り、目覚めよ

  • ISBN:9784906866229

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内容説明

おれたち、なんでこんなことやってるんだ……?
ハルヒロは気がつくと暗闇の中にいた。何故こんなところにいるのか、ここがどこなのか、わからないまま。周囲には同じように名前くらいしか覚えていない男女、そして地下から出た先に待ち受けていた「まるでゲームのような」世界。
生きるため、ハルヒロは同じ境遇の仲間たちとパーティを組み、スキルを習い、義勇兵見習いとしてこの世界「グリムガル」への一歩を踏み出していく。その先に、何が待つのかも知らないまま……
これは、灰の中から生まれる冒険譚。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

75
訳もわからないまま、辺境に放り出された主人公たちが、生きるために辺境軍の義勇軍に応募し、パーティを組んでモンスターたちと戦うお話。他の選択肢も与えられないまま、残ったメンバーでパーティーを組むも、ゴブリン相手にギリギリの戦いを続けながらも底辺からなかなか浮かび上がれない現実。しかも回復役で戦闘面もフォローしていた、リーダーシップのある神官まで戦死とかなり救いがない状況でしたが、主人公たちが迷ったり仲違いしながらも、奮闘する姿には惹きつけられるものがありますね。こういう人間臭さのある物語もまた良かったです。2014/05/26

shin

62
理由も経緯も分からない状態でファンタジー世界に放り出された男女達の中で、出遅れた6人が協力して生活していくお話。魔法やスキルがあり間違いなく現実じゃないけど、生活に掛かるお金を考えながらのやりくりや、怪物も生き物と感じられる描写には現実感があった。ハルヒロの心の声や仲間の揺れ動きを通じて、自然と自分だったらどうなるか・・・と身近に考えられたのも印象的。表面だけ見れば多くのゲームで弱小とされるゴブリンとばかり戦ってるけど、緊張感の中、生と死に向き合い懸命に生きる彼らの心の動きや成長に惹きこまれたお話でした。2014/04/12

異世界西郷さん

59
【2016年冬アニメ原作を読む。その5】前々から興味があったので、アニメ化を期に読んでみました。まだ、1巻のハズなんですが初っぱなから飛ばしてきますね。この作品は登場人物のキャラ造形が良く出来ておりひとりひとりが自分の意思で会話をしているような気分にさせられ、ページをめくる度にどんな展開になるのか気になって仕方がありませんでした。最後もマナトの為、そして自分達が先に進む為にゴブリンと死闘を繰り広げる姿はとてもアツかったです。伏線も良い感じに散りばめられていて今後の展開が気になってしまいます。2016/01/31

ツバサ

47
アニメが始まると聞き読んでみたら面白かったです。主人公達のパーティーが最初から強くないのが良かった。知らない世界で行動するんだから最初から強かったらつまらないしね。あまり強気とはいえない主人公が必死に前を向こうと努力してパーティーを引っ張ろうとするのは応援したくなる。主人公だけじゃなく他の仲間(ランタ以外)も弱いながらも頑張ってるから良い。続きが楽しみ。2015/11/09

花揶〓書店員

46
やって来た事は無駄じゃない? 本当に? ここで終わりにしたくない。別に義勇兵をやりたい訳じゃないけど、明日が欲しいんだ。生きたい。死ぬのは嫌だ。簡単じゃないんだ。死ぬ時はあっさり死んでしまうのに、命を奪うのは簡単じゃない。「俺たち、いいパーティになってきたよ」生と死の間には、余りにも広くて深い、そして流れの速い河が横たわっている。涙は出て来ない。誰が死のうが生きようが、無情にも朝は訪れ、時間が過ぎて行く。未来の事は分からない。昨日よりも今日。今日よりも明日。必死で何が悪い。泥臭くったって、いいじゃないか。2016/01/30

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