オーバーラップ文庫 灰と幻想のグリムガル level.21 光と闇を切り裂いて征け

著者名：十文字青【著者】/白井鋭利【イラスト】

オーバーラップ（2024/05発売）

• ISBN：9784824007629

内容説明

星落としの結果、二柱の神が再臨し、人の子らは神の下僕に成り果てた。
さらなる宿命を背負わされたハルヒロの旅は、まだ終わらない――。
“――目覚めよ《アウェイク》。〟
そして「彼」は声を聞き、目を覚ます。仲間の姿はない。ここはどこなのか。目の前には仮面の男が。「きみの名前――なのか？　マナト……？」
光明神ルミアリスの帰依者と暗黒神スカルヘルの従属たちが果てなき闘争を繰り広げる戦場と化したグリムガル。死が蔓延する新たな地平で、マナトは生きる。
巡り合う新たな仲間たちとともに、この光と闇を切り裂いて征け……！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

光明神ルミアリスの帰依者と暗黒神スカルヘルの従属たちが果てなき闘争を繰り広げる戦場と化したグリムガル。さらなる宿命を背負わされたハルヒロが新たな出会いを果たす第21弾。またもやルールが変わってしまって、死が蔓延する場所に成り果てた彼の地で目覚めた少年マナト。彼が出会った仮面の男ハルヒロと、ヨリとリヨの姉妹の意外な出自が明らかになっていく中で、歳月の経過をしみじみと感じさせる展開になっていましたが、一人生き続けきたハルヒロの背負ってきたものの重さを感じさせる一方で、マナトが抱える不思議要素も気になりますね。

2024/07/02

[椎名]

新章。完全にキャラなんかも一新されて、けれどかつての仲間たちの名残のようなものがあり、なんとも言えない気持ちに。あれからユメが生きていた、というのは、確かになかなか想像はしにくかったのかもしれないが、ハルヒロがこの50年以上どうしていたのかとも思ってしまう。しかし、誰も彼もが生きていくだけで精一杯ではあったのだろう。ここからどう進んでいくのか全く見えず、不安だけが募る。

2024/05/30

[じお]

★★★★☆　異世界グリムガルに招かれたマナト、そこで彼は仮面で顔を隠し、名前も偽るハルヒロと出会う、この奇妙な出会いは何を生むのか、マジで新章始まってる…と戦慄する異世界ファンタジー第２１巻。面白かったですが、キャラへの愛がなさすぎるとビビってしまう…、ホントにリセットしてるよ…。バスタードみたいだなと雑感。ニホンも大変なことに………まぁ最初からハルヒロ達の日本の詳細もふわっとしてたから、酷いことになってるかと言われるとよく分からんけども。全体的に好き勝手絶頂過ぎて、→

2025/05/10

[セイ]

日本の話がたくさん出てきたと思ったら、だいぶ変わり果てているようで。それでもグリムガルよりはましなのかな？少なくとも自分が自分でなくなったりはしないみたい。第二のマナトが現れて、ハルヒロの時間が動き出した。ハルヒロは生きていたかったかどうか怪しいけど、ひとりでずっと正気を保っていたんだと思うと切ない。ここからは良い方に話が転がるんだろうか？

2024/10/13

[らいおねる]

まさかの新章。これほど辛い経験をしたハルヒロが本当に報われてほしいのにまだまだ試練を与えます。今はもうベリーハードだった人生が最後、報われてほしいと願うばかり。優しくしてあげてください。

2024/09/05