講談社文庫<br> へこたれない人 物書同心居眠り紋蔵(十二)

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講談社文庫
へこたれない人 物書同心居眠り紋蔵(十二)

  • 著者名:佐藤雅美【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 講談社(2016/04発売)
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  • ISBN:9784062933025

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内容説明

しがない小役人の山本庄蔵は葵の御紋が付いた提灯や長持を使って、ひと儲けを画策する。お上に知られた庄蔵に下されるのは「江戸払い」か「御扶持召放」か? 差し戻された裁決は、紋蔵のもとに。紋蔵が悩まされるなか当の庄蔵はちょこまか江戸を動きまわり、聞きしに勝る図太さで、へこたれない。表題作含む8編収録の人気捕物帖第12弾。人気の紋蔵シリーズ読み応え充分の新展開!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kei302

53
居眠りシリーズ第12弾。ランダムに読んでいる。紋蔵が「切れ者」扱いされているし、稲は寡婦になるし、13歳の文吉に許嫁はできるしと、紋蔵一家に大きな動きがあった巻。文吉の真面目さが意外。こんな子だったか? 村上豊さん装画の本を読む:其の三2022/08/09

マッピー

17
幼いころから相思相愛だった紋蔵の長女、稲の夫が若くして死んだ。次男に生まれた彼が、稲と結婚するためにした努力を読んできただけに、これは私にも結構ショックだった。巻の最初に未亡人になった稲は、巻の終わりには娘を文吉(13歳だが、紋蔵よりも高給取り)のもとにおいて再婚する。 物語が大きく動いたこの巻で、新たなレギュラーも登場。ひとりは、南奉行所で働いていた山本庄蔵。もう一人は、お坊ちゃん育ちで世間知らずの夢見る夢之助こと、大名内藤夢之助。 この二人が今後紋蔵にどう絡んでくるのか、この先も楽しみ。 2019/03/18

しんこい

11
江戸時代といえども気まぐれで刑罰を決めず決まりがあるし、一方それにとらわれるだけでもダメという事で、法制度の発達ぶりには毎度感心します。今回は紋蔵の元同僚がちょこまか動いて事件の渦を生み出し、紋蔵はますます自分では何もしなくなった感じですが、それも味わいか。2016/04/19

蕭白

10
このシリーズの新作がもう出版されないことを最近になって知り、読み返しています。主人公の紋蔵さんもですが、子どもたちもいろいろとあって、シリーズものの楽しさを味わわせてもらっています。2021/04/03

RED FOX

9
「私は鉄三郎様以外の方に靡くようなはしたない女ではありません。なんでしたらすぐに髪をおろします」金融、不動産等当時の法が意外と秀逸。法と知恵で上司の無茶振りに紋蔵が答えた策とは。2024/10/01

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