内容説明
脅し文の相談で奉行所にやって来た廻船問屋の主人が、商談帰りに襲われた。通りすがりの浪人に救われ、一命を取りとめたというが、腑に落ちない文之介。捕り逃した嘉三郎の探索もあって、手が回らずに……。一方、丈右衛門とお知佳の仲が!? シリーズ第八弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蕭白
5
登場人物が増えてきて整理が少し大変になってきたかな。2015/10/23
kazukitti
2
出たよ、鈴木作品特有の杜撰なキャラ整理って感じw お話そのものは凄惨な事件の下手人のカス浪人の捕縛ってのがメインなんで、そっちはいいとは思う。よくある設定でも。ただ、折角出したさくらがちょっとキャラが活きてただけに、倅から親父に乗り換えたりで大概アレな印象だったのに椅子取りゲームの椅子が予約されてるかっらて始末に困って、残りもん同士くっ付ける的なのがね。しかもそのためにクソ浪人の残虐行為のとばっちりで妻子を亡くしたってスジはいただけないなぁw 前フリあったけどお克もついでに片付きましたとかどうなのよって。2015/02/04
M2
1
前巻の夜鳴き蝉まで一気に読んで(ちょっと飽きたので)一休みしてたけどまた再開。いろいろ気になっていた恋愛関係は少し整理されてきたのかしら。お克さん、好きだったんだけどなあ。さくらちゃん、幸せになって欲しい。まさかの再登場太田津兵衛さん、いいキャラじゃない。こーいう人、とっても好き。夢を語る又兵衛さんと丈衛門さんの会話が微笑ましかった。長年の友だちっていいよね。丈衛門さんとお知佳さんの仲もいい感じに進展してて嬉しいです。嬉しいといえば吾市さんの成長ぶりも。頑張っていい男になって欲しいなあ。2011/02/16
さらちゃん
0
理不尽な理由で妻子を殺されるのはいたたまれない。悲しみのあとには、幸せが。しかし、ひどいやつがいるものだ2015/01/30
すぴか
0
さくらが幸せになれそうでよかった。しかもピッタリ型にはまったような形でスッキリしたものがあります。お春や弥生がでてこないけどどうしたのかしら?そしてお克がうーん、どうなるのかな?それにしても今回の下手人がどうしてそこまで墜ちてしまったのかというかんじでした。それから、あれ?嘉三郎は?(笑)(初版:2007.2.15)2012/08/17