内容説明
名同心の父から十手を受け継いで二年、美味い物と娘の尻ばかり追いかけている文之介。時には近所の餓鬼から悪戯されるが、筋はいい剣術と持ち前の人の善さが功を奏し、難事件も見事落着。幼なじみの中間・勇七を随え、今日も江戸の町を行く!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雨巫女。@新潮部
11
《母‐図書館》第一巻です。母がリクエストするのですが、なかなか借りれず、前後行ったり来たりでも、面白い。このシリーズどこまで借りてきたか、実は、わからなくなってるんですよね。ため息(;^_^A2011/07/05
klu
8
情緒あるほのぼの系の捕り物日記です2018/10/18
蕭白
7
父親の温かい眼差しがいいです。お春と文之介の恋の行方も楽しみです。2015/10/20
nyaboko
5
父の後を継いだばかりの若同心文之助と幼馴染の中間勇七コンビを中心として、隠居した父親が時折ひょっこり事件に絡んでくるというもの。話自体は軽めのが多く、スラスラと読みやすい。全体的にキャラクターが結構好きなのと、親子の何とも言えない空気も好み。唯一『女は顔が9割』という文之助の態度がどーかと思うけど、まぁ欠点がないと主人公としては面白みがなくなるし、そこは勇七がうまく拾っているのでバランスとれてていいw2013/03/02
Chinen
3
出張先でたまたま入った書店で目についたので購入したが、当たりだった。思わず応援したくなる主人公。キャラクターは、魅力的というより人間味がある(人間らしい)という表現の方が適しているか。言葉づかい等々は現代風。なかなか面白かった!続きも是非読みたい。 「名同心の父から十手を受け継いで二年、美味い物と娘の尻ばかり追いかけている文之介。時には近所の餓鬼から悪戯されるが、筋はいい剣術と持ち前の人の善さが功を奏し、難事件も見事落着(裏表紙あらすじより)」父親の丈右衛門が完璧超人すぎて、文之介がひねくれるのも分かる。2013/02/17