内容説明
惚れた娘お春と一緒に歩き、笑顔までかわす小間物売りが気になってしょうがない文之介。目を凝らせば、丈右衛門が心を寄せるお知佳のもとにも姿を見せる駒蔵だった。なんとはなしに訝しさを覚えた文之介は、勇七にあとをつけさせるが……。シリーズ第七弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蕭白
5
文之介をはじめとする登場人物の成長を楽しめるシリーズになっています。2015/10/23
kazukitti
4
今巻の捕物パートは面白かった。ちゃんと時代ミステリって感じだったしw ただいつも通りドラマティックな展開にする割には詰めの甘さがやっぱりあって、放置とか杜撰とか上手に畳み込まれてないなぁという思いは拭えないんだよね。そろそろ勇七と文之介のしょうもないド突き合いも割愛していいと思う。いつの間にか出番のなくなった弥生の代わりに入ってきたさくらが倅との絡みでなくなったし、お克もこの流れで消えるのならば、だけど。でもそうなると勇七は幼馴染的な属性も不要になっちゃうんだよね。てことは、また蒸し返す気なのかw2015/01/22
nyaboko
3
知佳にまとわりついていた小間物屋の事件が解決。さて今回の文之助……と、勇七。本気で最低な男たちだな! 今回ばかりは許しがたい! そんな男たちを(表面は)笑って許すお克さんの素晴らしさよ…。マジでうどんに頭ぶつけて〇ねばいいのに、馬鹿男どもおおおお!!! そりゃ丈右衛門が一番モテるのも仕方ないね。最後落ち込んで終わってるけど「全部お前が引き起こしたことだろ!」と小一時間姉さんに説教されててほしい。2013/03/04
すぴか
2
シリーズ第七弾。お知佳の長屋を訪れていた小間物売りの駒蔵の話。ああなるほどな展開。さくらがほんと引っかき回すキャラクターだなー。(初版:2006.11.15)2012/07/11
プンヴァ
1
7作目ともなると、軽妙な会話のパターンに少し飽きつつも楽しく読めました。 続きも読んでみよう。2014/07/11