内容説明
出合茶屋で役者が首をつった。どうやら心中らしいが、女の姿が見えない。検死医師の話から同心の鹿戸吾市は自死と決めつけたものの、役者と知り合いだった中間の砂吉は納得せず、ひとりで調べはじめることに。ところが今度は、砂吉が首つりにみせかけて殺されかけた。深く悔いる吾市を手助けすべく、祝言を目の前にした文之介も探索に加わるが。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蕭白
6
脇キャラも成長の兆し。少し休憩といった感じでした。2015/10/24
わたしは元気
5
面白い。2021/11/19
nyaboko
4
吾市の中間が自殺に見せかけられて殺されそうになる事件。今回は文之介はあくまでわき役、吾市がメインで成長した様を見せてくれる。が。個人的にはクセやアクが無くなって、いい人になりすぎたかな。でも奮闘する吾市は非常に男らしくかっこよかったと思われw そして今回も最後がなんだかなぁという終わり方。もう少し最後を丁寧に書いて欲しいなぁ。2013/04/05
ササ姉
2
挿絵は無いから、毎巻の表紙がなんのシーンなのか…たまに謎(^^;2010/01/12
kazukitti
1
ちょっとした番外編的な。主人公の嫌味な先輩同心(かつて切腹改易レベルの失態を上司の身内びいき隠蔽で回避)がようやくまっとうな同心になりました的な話、て感じかしら。前巻よりこじんまりとしてるけど、アレはさすがに頭抱えるレベルだったような気がするんで、このくらいの地道な捕物が本式って気がしたなぁw 文之介もいよいよ所帯をってのと、親父殿も隠居生活から役所勤め後のセカンドライフをセカンド嫁と共に歩き始めようか的な、明るい締め方。2015/03/23