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内容説明
映画「ビリギャル」にも登場!!
中・高、大学受験におすすめ!第9巻-立ちあがる民衆(室町時代後期) 。
正長の土一揆、応仁の乱など、室町幕府が衰弱していくまでのもようをまんがで徹底追跡。
第1章 ゆらぐ室町幕府
第2章 土一揆と民衆
第3章 応仁の乱
第4章 東山文化
【ご注意】 本書電子版には、底本の巻頭口絵ページ、巻末資料編は掲載されていません
※この作品はレイアウトの関係でお使いの端末によっては読みづらい場合がございます。タブレット端末、PCで閲覧することを推奨します。
この作品は一部カラ―です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
65
室町時代後期。西洋ではルネサンスの時代。▷義満死後、幕府は衰退の道を辿る。庶民の生活も逼迫する。▷民衆の力が惣という組織に発展、守護大名や領主に武力で対抗し各地で土一揆が発生する。▷応仁の乱:将軍の跡継ぎを巡り、山名宗全・細川勝元が対立し1467年から11年にも及ぶ戦いとなり、京の街を焼け野原にする。新興勢力の台頭を許す素地を作る。▷足利義政は政治を放棄し、東山山荘で東求堂書院造りや庭園、茶の湯、生け花、狩野正信の襖絵、宗祇の連歌、雪舟の水墨画など東山文化が花開く。◇東山文化は日本独自の風習の原型となる。2020/05/06
coolflat
13
1章は、四代足利義持から六代足利義教の時代を扱う。嘉吉の変までを描く。2章は、土一揆を扱う。正長の土一揆を描く。3章は、八代足利義政の時代を扱う。応仁の乱を描く。4章は、東山文化を扱う。酒屋と土倉。室町時代、公家や武士から一般庶民に至るまで、多くの人がよく酒を飲むようになり、酒屋は大変繁盛した。酒屋は儲けた金を公家や武士、庶民たちにも貸し付けて、さらに利益を上げた。またこの頃の金貸し業者は、質の品物を保管するため、土塗りの倉庫を建てていたので、土倉と呼ばれた。このうち、酒屋が土倉を兼ねる場合も、多くあった2020/04/01
クマシカ
12
跡継ぎ争いに10年も費やした応仁の乱。美しい京の都が焼け野原に。それとは裏腹に東山文化が生まれ床の間や違い棚などお馴染みの和室のスタイルが確立した。民衆は戦争のたびに疲弊し、一部では土一揆という形で一矢報いる。戦争を始めた当人らが決着を見ずに死んでグズグズで終わり、将軍本人は芸術に邁進し妻の散財も放置だった。2023/10/31
組織液
12
無料公開本。やはり義政は政治に興味がないみたいなこと書かれてましたし、ほかも色々ちょっと古いですね。つい最近出た講談社の日本史漫画と比べてみたいです。2020/07/14
にがうり
12
室町時代後期。足利家の内輪もめに諸国大名が入り乱れてぐちゃぐちゃ。民衆の不満が爆発して一揆が頻発。京都が焼け野原になった超有名な応仁の乱は「無意味な戦いだったが影響は甚大」。義政は「ダメ将軍だが文化人としては優れた資質の持ち主」。なるほど。書院造り、茶の湯、生け花、雪舟、狩野正信の水墨画など、義政の東山山荘から東山文化が花開く。やがて下克上の戦国時代へ。2020/03/28