朝日文庫<br> 相棒 season10 下

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朝日文庫
相棒 season10 下

  • ISBN:9784022647276

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内容説明

杉下右京と神戸尊が、元警察官の起こした傷害致死事件を追ううちに、別の事件の真相が浮かび上がる「宣誓」、クローン人間の制作に、内閣・警視庁が巻き込まれ、尊の最後の事件となった「罪と罰」など6篇を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

十六夜(いざよい)

15
杉下右京と神戸尊が、刑事部長の命令で人捜しを手伝ううちに、出所したばかりの男たちの企みに気づいていく「悪友」、元警察官の起こした傷害致死事件を追う中で、意外な事件の真相が浮かび上がってくる「宣誓」、クローン人間の制作をひた隠す研究者と内閣への追及を続けるうちに、右京と尊の考え方に大きな相違が生じてくる「罪と罰」など6篇を収録。連続ドラマ第10シーズンの第14話~19話を収録。2019/07/15

二分五厘

12
「米沢守の事件簿」の相原誠と「第三の男」陣川公平、この二人が一週間おきに特命係にやって来たら大変だろうなぁ。『アンテナ』相原誠が引きこもり青年の背中を、愛情込めて熱く強く押し出す。『陣川、父親になる』幸せになってはいけない女性に惚れた陣川君、彼が背中を押すのは。そしてなんといっても神戸君卒業『罪と罰』死んだ息子のクローンを産もうとする妊婦の周りで起こった殺人。事件の真相は生まれてくるクローンにも罰を与えるものだった。右京と尊で対立する譲れない信念、そして迎える罪と罰は。右京を追い越していく尊の車が印象的。2016/09/28

Yobata

11
相棒10の14から19話までのノベライズ。「悪友」「アンテナ」「宣誓」「陣川、父になる」「守るべきもの」「罪と罰」。シーズン初回「贖罪」で警察官なのに裁判で嘘の証言をして冤罪人を自殺に追い込んでしまったという罪を持つ過去が明かされた神戸尊が、警察官の矜持に従い過去の罪の罰を自ら課そうと段々と心に決め始め、最終話「罪と罰」を迎える。「宣誓」では、神戸と同様に過去の捜査で嘘の証拠をでっち上げ冤罪人を死亡させてしまった国原という警察官が登場し、それを嗅ぎつけた記者を殺してしまう。取り調べの際、→2013/11/07

BIN

7
神戸くん卒業。陣川暴走に神戸くん切れまくりというのは相変わらず面白い。ラストで神戸くんが杉下さんに譲歩させたところにビックリしました。クローン人間の人権は、生まれたとしたら人として認めてもらえるかなど考えさせてくれる問題でした。それにしても最初の頃とは違い、杉下さんと神戸くんは良い相棒に終わって良かった限りです。2016/07/01

Richard Thornburg

7
感想:★★★★  6篇で構成される短編集です。  本作では『アンテナ』『陣川、父親になる』『罪と罰』に代表される、「ここだけは譲れない」的な、人間の熱さを語っている話が多かったように思います。  みんなが同じ方向に向いていれば何の問題もないのでしょうけど、方向性が違うと「ここだけは譲れない」が対立する要因になってしまいます。  『罪と罰』はまさにその象徴ではないでしょうか。  右京サン vs 神戸クン。  どちらが正しいとは判断しがたいところでしょうけど、私は右京サン支持派です。2014/04/26

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