内容説明
新相棒・神戸尊登場! 杉下右京の大学時代の恩師が登場、大人の恋愛模様が切ない「密愛」、久々の陣川警部補が相変わらず美人に弱い「悪意の行方」など右京単独捜査の後、最終話「特命」で神戸との初捜査。少しギクシャクとした2人の関係はどうなる?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
22
遂に神戸君、登場の巻。「密愛」の時を誤ったために起きてしまったことと真実の切なすぎる結末、「天才たちの最期」の権威によって奪われたもの、「悪意の行方」は情報流出とそれを楽しんで使用する無邪気な悪意が悪いです。「特命」は「善人なればこそ鬼の餌食になりやすい」という言葉も突き刺さります。しかし、他のシーズンなどを見ていないもしくは読んでいない人のためにネタばれのあるあとがきは戴けませんー”-2012/08/07
十六夜(いざよい)
16
シーズン7の最後を締めくくるのは、新相棒・神戸尊登場! 演じる及川光博ファンならずとも、相棒ファンなら大注目の初登場は「特命」。細密画に描かれたのは、殺人現場か想像のシーンか? 杉下右京が一人で始めた捜査を神戸が追いかける。杉下の行動を逐一レポートする神戸と杉下の関係はどう展開していく? 他に大人の恋愛模様が哀しい「密愛」、陣川公平警部補が相変わらずの陣川警部補ぶりを発揮する「悪意の行方」など見逃せない計5編。2019/07/15
二分五厘
16
右京さんの事件簿、単独捜査2件と相棒付3件。『髪を切られた女』相棒は芹沢君。以前も友人がらみの事件あったよね。友達運の悪い彼の啖呵が沁みる。『悪意の行方』相棒は陣内警部補。最早お家芸の惚れっぽさと能天気さ。右京さんの言葉にも嫌味ではなく棘がw。亀山君の存在価値を再認識。『特命』満を持して神戸尊登場。文字通りスマートな男が初っぱなから右京さんに振り回される。超クールな男かと思いきや、死体が苦手で右京の決してブレない正義感に戸惑う。「きみは亀山くんの代わりにはなれません」右京さんの断言がどう変わっていくのか。2016/06/08
Yobata
10
相棒7の15~19話のノベライズ。「密愛」「髪を切られた女」「天才たちの最後」「悪意の行方」「特命」。「レベル4」で亀山君がいなくなり、右京単独捜査から新相棒の神戸君が登場するまで。今回は「特命」や「密愛」など影に人間の本質が隠れた悲しい事件が多い。私のお気に入りはやはり櫻井武晴脚本の「悪意の行方」。複数の人間の悪意が様々な形であらゆる方向に向かい事件が起こる。最後には因果応報は形として帰ってきてしまう。悪意など持つべきでないことを実感させてくれる作品だ。「特命」の「善人なれば~」という言葉も突き刺さる。2011/03/18
Vier
8
ついにノベライズ本編でも神戸尊登場か……実は『特命』の神戸の口の悪さが大好き。でもラスト1話だけなんだから今巻だけは表紙はちょっと遠慮気味に後姿シルエットだけとかでもよかったかもw Season7はついに3分冊したわりには1話あたりのキャラ描写はこれまでとそう変わりない程度しか行われてないのが謎……どういうことだw 片棒時代も改めて見直すと興味深い。芹沢の依頼とか詩人とか、映像で観た時はあんまりインパクトなかった気がするのだが文章だとすっきりまとまってて非常に楽しめた。あと陣川はいつでも陣川だったw2011/03/05
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