集英社文庫<br> 革命のライオン 小説フランス革命1

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集英社文庫
革命のライオン 小説フランス革命1

  • 著者名:佐藤賢一【著】
  • 価格 ¥440(本体¥400)
  • 集英社(2016/02発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087467383

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内容説明

1789年。フランス王国は破産の危機に瀕していた。大凶作による飢えと物価高騰で、苦しむ民衆の怒りは爆発寸前。財政立て直しのため、国王ルイ16世は170余年ぶりに全国三部会を招集する。貴族でありながら民衆から絶大な支持を得たミラボーは、平民代表として議会に乗り込むが、想像もしない難題が待ち受けていた――。男たちの理想が、野望が、歴史を変える! 一大巨編、ここに開幕。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

62
いきなり出だしから面白いです。時は1789年、フランスは困窮し、破産寸前で苦しんでいました。でもまだこの時点では平和なんですよね。175年ぶりに全国三部会を開くのですが、この議会にロペスピエールの原点があるように思えてなりませんでした。更に、民衆からの絶大な指示を得るミラボーの暗躍がフランス革命の下絵を書いているのではないでしょうか。これをきっかけに秩序が崩壊し、野望や執念がフランスを動かしていくと思うと興味心身です。今後の展開が楽しみになる序章でした。2014/10/29

KAZOO

42
この小説もだいぶ長くなりそうで(現在は2部)、塩野さんのローマ人の物語のような感じになるのでしょうか?もう少しエンターテイメント性が強いのでしょうね。様々なフランス革命についての本を読んでいますが、この巻ではまだ最初のほうであまり、動きは少ないようですが主な主人公は出てきていますね。2014/08/02

さら

41
綺麗に並んだ背表紙に吸い寄せられるように手に取り、借りてきてしまいました…。長そうだなぁ、讀みきれるかなぁ、という不安もありましたが、意外に序盤から面白い。フランス革命といえば、マリー・アントワネットの印象が強烈です。でもあそこまで大きな事になるには、きっと小さな出来事がたくさん重なっていったのでしょうね。これから、どんな風に時代が動いていったのか、楽しみに読んでいきたいと思います。ミラボーが強烈でした(笑)2015/06/19

Book & Travel

39
パリオリンピックを開会式以来テレビで連日観戦しながら、この国で起こった歴史の大きなうねりの物語を読みたいと思い、文庫で全18巻のこの長編に挑戦してみることにした。1巻はまだ革命の前兆段階。王国の財政は破産寸前、各地で起こる暴動、170年振りに開かれる三部会。アクは強いが人を惹き付けるミラボー、若き理想家ロベスピエールら、混乱の中で登場する人物が個性的に描かれ面白い。読みやすく、この先が楽しみになる出だしの1巻だった。2024/08/05

眠る山猫屋

27
フランス革命についてはごく一般的な事しか知らない。つまり受験向けに勉強した程度ということ。今回、佐藤さんのこの一連の革命史に手をつけてみて(あたりまえだが)生き生きとした小説ならではの群像劇にぐいぐい引き込まれた。なんだミラボーかっこいいじゃないか!破天荒ってこういう男を指す言葉なのではないか。ロベスピエールが子供にしか見えないよ(苦笑)2014/06/29

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