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内容説明
冬季大会予選――。順調に勝ち進めば、練(ねり)のいる黒曜谷(こくようだに)高校女子バレー部が強豪・朱雀(すざく)と対戦するのは必至。「朱雀には絶対に勝ちたい」主将の鏡子(きょうこ)は、強い気持ちで試合に臨む。それは、勝利への渇望ではなく復讐。鏡子の親友サラを、幼少の頃暴力で苦しめたサラの父――朱雀監督・槌家(つちや)への憎悪。優しさ故の鏡子の気持ちにサラはどう応えていいのか心が惑う。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kujira
6
登場人物が皆、初登場時とはかなり違った顔を見せてくれる巻。キャプテンは乙女心全開でかわいらしいし、サラの乙女モードもかわいらしい。由良木もなんか一途でかっこいい気がして来たし、広之は年齢相応にワガママだったし、厚子は正しくおっとこ前だったし! 個人的には広之と明の奇妙な友情? みたいなものの始まりがいちばん微笑ましかった。それにしてもわかる店名が出て来まくりで、地元民としてウハウハ。今度聖地巡礼してみよう。2011/07/22
きのと
5
薄々気づいてましたがこれスポーツ漫画じゃないんですね。こういうと悪く聞こえるけど、バレーをダシに話を展開しているというだけで。だから試合描写とかもアッサリですね。下衆い大人が多いし、ファイトって言うのは試合じゃなくて闘争ってことですかね。 個人的にはキャプテンはもうちょっと強いのかと思ってたんだけど珍しいキャラ付けですね。母親の小物感すごいです。2014/08/21
ヲカ
5
みんなの成長が著しく感じられる巻でした。心のね。シゲルが言ってた「夫婦仲が悪いと子どもが必要以上にがんばるんだよな」は、そのとおりだよ。無敵そうに見えた鏡子&サラにも弱いところはあるんだ、とちょっとホッとしました。だって最初のころはなんだかんだ達観してて完全に保護者ポジションだったじゃない!みんな、高校生なんだよなぁ…。信じられん…。あと、相変わらずあの「すこぶるイケメン」は通常運転でしたw2011/07/24
コリエル
4
部長関連で広之を憎まれ役にすることのフォローとしてか、明を外に出すという特別な役割が彼に振られることに。このへんの家の話グチャグチャ込み入ってるせいで主人公の練は存在感がどんどん薄く。2023/06/03
カッコー
4
今回はサラ先輩。幼い頃の恩で鏡子のことを最優先に考えてきたけど、そろそろ自分の気持ちも考える時期なのかも。由良木にニコッと返すシーンはかなりハート打ち抜かれた。 うるっせーぞ朱雀とブチ切れる極悪4人衆(笑)の迫力たるや。2013/05/02