内容説明
ラセルの花嫁を決め、ヤルルンに戻った翠蘭は、懐かしい人々との再会に胸を熱くする。娘のイェルカは利発に成長を遂げており、翠蘭は母親としての対応に戸惑っていた。ソンツェン・ガムポの命令でリジムの葬儀を執り行うための寺院建設を任された翠蘭は、ラセルを伴ってラサに向かう。だが、それは同時に、サンボータとの婚儀のためにシャンシュンに向かう朱瓔との別れの旅でもあった…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆきこ
19
シリーズ23巻目。花嫁選びが終わったと思ったら、すかさず次は寺院建造のためネパール方面へ派遣される翠蘭。ラセルが大人っぽくなったなぁと感じました。登場人物多過ぎて混乱しますが、がんばって読み進めます。2021/12/10
ミカ
12
朱瓔がソンツェン・ガムポを占うシーンが地味に好きです。別れはさみしいけど、また会えることを祈りたい。ラセルが久しぶりに出てきたらすごく立派に成長していたのが嬉しい。2012/07/26
波璃子
7
23巻。あんなに小さかったラセルが兄として、王太子として成長したなあとしみじみ。朱瓔がついに輿入れしてシャンシュンに行ってしまう。朱瓔と翠蘭が二人で並んでいるところをこれから見れなくなると思うとすごく寂しい。でもきっとこの二人は今生の別れになることはないと思う。いつかどこかで会えると信じたい。2015/05/12
ひーたろー
3
朱櫻がいなくなって寂しい…。外伝で結婚とか新婚な話やってほしいなあ。そしてイェルカ、ワガママ…。朱櫻とエンサ(+ラセル)で何故あの性格に…。そして、翠蘭、ラセルとはあんなに上手に仲良くなったのに、どうして実の娘とはあんな感じなのだろう…。 新キャラゲンパとのやりとりはいろいろ面白い。2013/01/03
なかがわみやこ
3
コバルトは着地点が見えない話が増えてどうしよう。ダレてるとは言いませんが、それにしても。2011/07/07