内容説明
リジム亡き吐蕃に謀反が起きた。「協力していただければ、唐に帰してさしあげます」という申し出をきっぱりと拒んだ翠蘭は、ガルやディ・セル、ケレスやジスンたちに支えられながら、死力を尽くして戦い続けるのだが。王都ツァシューは豪火に呑まれ、敵も味方もわからない混乱状態に陥ってしまい…!? リジムがこの王国に築いたものは、私が必ず守ってみせる! 翠蘭の願いは天に届くのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆきこ
14
シリーズ15巻目。リジムが崩御してすぐに大きな謀反が起こり、その対処に追われる翠蘭。国を統べることがいかに難しいかを感じました。翠蘭の「吐蕃の地で生きていく」という強い決意が見事でした。2018/12/09
ミカ
10
ツァシューで起きた謀反の暴動の決着。相変わらず悲しみも彼の気配も色濃く残っているけれど、そんな中戦い続ける翠蘭がすごい。夢で、占いで、思い出の中で、それぞれが姿を思い浮かべるたび、私も涙が出そうになる。最後にロナアルワが語る秘密には本当に涙が出た。2012/07/03
シュウ
9
リジムが亡くなって起こった謀反。収束したものの、痛みを抱えることになった。やはりリジムの不在は大きい。翠蘭は喪失からまだ立ち直れていない中、気丈に謀反などの問題に向かい合って、本当に頑張った。2015/03/07
しるるん
8
リジム亡き後、嘆く間もなく事件がおき、ついには謀反まで… あまりの面白さに時間を忘れてしました(^^;; 2017/11/08
にゃん
4
コバルト文庫でまさかのヒーロー途中退場。改めて思うけどこの題材をライトノベルでやってることがすごいよね。ここから読むのがとても辛い・・・・・・。2012/04/07